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2017.09.26

ユーザーへの還元は十分か?3大キャリアの決算発表を辛口ジャッジ

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

 スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回は、3大キャリアの決算発表を辛口採点していきます。

■ユーザーへの還元で減益したキャリアも

房野氏:ドコモ、au、ソフトバンクの第一四半期の決算について、どう思われましたか。


房野氏

石野氏:決算は、ドコモが増収減益で、KDDIは増収増益、ソフトバンクはちょっと微妙なんですけど、よく分からないことになっていて、純利益ではデリバティブ損が出て大幅な減益なんですけど、それを除くと増益。ただ、モバイル事業に絞ると、増収減益みたいな感じ。だから、構造としてはドコモに似てる感じですかね。


石野氏

石川氏:ソフトバンクは、解約率が良くなった、KDDIより良いといっていたじゃないですか。ただ、注釈を見たら、ルーターを抜いてるんですよ。ルーターやデータ端末を抜いた数を出していて、それなら良くなるだろうと思って、よくよくKDDIも調べてみたら、KDDIもルーターを抜いていた。同じレベルで勝負していたという。


石川氏

法林氏:ダメだね。


法林氏

石野氏:ドコモが一番正直。ドコモはMVNO分を抜いているし。

房野氏:KDDIはMVNO分が入っていますか?

石野氏:入ってないんじゃないかな。解約率はauブランド分じゃないかな。でも、ソフトバンクもちゃんと経年で出しているんで、解約率が下がったのは事実なのかな。そりゃ、光回線を契約すれば解約しにくくなるので、解約率が下がる。あと、MNPでのユーザーの流動率が下がっているので、解約率が下がるのは当然と言えば当然なのかなと。

石川氏:ソフトバンクにとって問題なのは、イー・モバイル時代のルーターとウィルコム時代のPHSがバカスカ解約されていること。本当はあれが見えないと実態が見えてこない。

房野氏:以前は含まれていたんですか。

石川氏:結構前までは入っていたと思いますね。ある日、パタンとそれを抜いた数字になりました。

石野氏:ソフトバンクはモバイル事業が減益していたのがびっくりだった。相当Y!mobileでがんばっているとはいえ、MNPで動かないところのユーザー還元費用、つまり引き止め費用がかかっているせいなのかなと。

石川氏:ARPU(Average Revenue Per User。1契約あたりの売上)も下がっているしね。特にソフトバンクはARPUの下がりがひどかったはず。

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