
今、ボードゲームが爆発的ブームになっている。専門カフェも続々オープンし、若者はもちろん、30~40代からも支持され、ゲーム人口を増やしている。そのブームの背景を探った。
スマホゲームの隆盛の一方で、電気を使わない“非電源系”のボードゲームにハマる人が増えている。ボードゲームが楽しめるバーやカフェも続々とオープン。そのブームの最前線を探るべく、世界中のボードゲームで遊べるカフェ『JELLY JELLY CAFE』を取材した。平日の夕方にもかかわらず、テーブルは満席。2号店となる池袋店も盛況だという。
「ボードゲームの魅力は、実際に人に会い、コミュニケーションすることにもあります。SNSでメンバーを募って、楽しむ人も多いですよ。性格が出るから、デートにもピッタリかもしれません」(店員・松田鷹虎さん)
爆発的ブームのきっかけは、芸能人発の『会話型心理ゲーム人狼(JIN-ROU)』。会話の裏をかき、相手を翻弄する……高度なコミュニケーション能力が鍛えられる点がビジネスマンに人気の理由。ほかに注目タイトルは、世界大会も開かれる『カタン』シリーズ。無人島を開拓するストーリーに冒険心が満たされるはずだ。
《日本国内の ボードゲーム人口》(※1)
推定約60万人(2012年)→約200万人(2016年)
《新作ボードゲームの年間発表数》(※2)
毎年約1000タイトル
※1『カタン』全日本選手権参加者、ボードゲームカフェの来客数をベースに編集部計算。
※2 ボードゲームイベント『ゲームマーケット』参加企業数より編集部計算。
●未開の島を開拓するドイツ生まれの人気ゲームがイチオシ
世界大会開催! 超ヒットゲーム
『カタン スタンダード版』4104円
ボードゲーム開発の先進国・ドイツの『KOSMOS』社が1995年3月に発表。全世界で2000万個売り上げた、大ヒットボードゲーム。プレー人数 2~4人、対象は8歳~。家族でハマる人も。ゲーム時間は60~90分で、無人島を開拓していく心理&頭脳戦にアツくなる。