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安全運転支援システム「Honda sensing」を標準装備した『N-BOX』の買い得度

2018.01.02

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 モデルチェンジしたホンダの軽自動車『N-BOX』に乗ってきた。この『N-BOX』には画期的かつ非常に重要なデバイスが軽自動車で初めて標準装備されているのである。「Honda sensing」と呼ばれる同社の安全装備の中のACC(アクティブクルーズコントロール)とLKAS(レーンキープアシスト)は、昨年のこのコラムでも高く評価した同社の「フリード」を始めとする各ホンダ車にすでに装備されている。

 

■機械として優れているか? ★★★★★(★5つが最高点)

 ACCは、任意に設定した前車との車間距離を自動的に保ちながら、一定のスピードで走り続けることができる。LKASは、車線の中央をつねに走るようにクルマがハンドルに修正を加える。どちらも、目新しいものではない。しかし、新技術採用のつねで、高級車から順に採用されていっているのが現状だ。軽自動車はおろか、コンパクトカーなどで採用されている例は少ない。

 日本車よりもヨーロッパ車の方が普及が進んでいるが、先日、大々的に発表を行った日産『リーフ』や日産『セレナ』、スバル『レヴォーグ』などに採用されているのは先駆的な例だろう。つまり、先進的な装備であるがゆえに、それだけまだまだ限られたクルマにしか組み込まれていないのである。

 だから、軽自動車の『N-BOX』に2つが標準装着されたと聞いて驚いたのである。他のメーカーでも同種のデバイスを装備することはあってもオプションだったり、車種が限られていたりする。その仕上がり具合だが、昨年の『フリード』と変わらない完成度を持っていることを確認できた。カメラとミリ波レーダーで周囲の状況をつねに監視し、カーブに沿って曲がり、先行車との車間距離を保ちながら追随して走り続けることができた。

 これら2つの装備は、起こしていたかもしれない事故を防ぎ、省エネを推進し、疲労を軽減してくれる。現在、最も強くクルマに装着が求められる装備だと思う。繰り返しになるけれども、運転ビギナーや高齢者のユーザーが多い軽自動車にこそ一刻も早い装着が必要だ。その点で、これは今回のモデルチェンジで全モデル標準装着に踏み切ったホンダの開発陣の英断で大いに称えられるべきだと考える。

 開発陣の英断はもう一つあって、それは全モデルヘッドライトのLED化だ。明るく、エッジがしっかりとしていて、寿命も長いLEDはいいこと尽くめで、採用しない理由がない。価格下落も進んできているから、ベストなタイミングでの採用だろう。

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