[クラフト系]
■黄桜 LUCKY DOG(黄桜 度数5.0% 350mi)
缶のイメージと違ってなかなかの攻め系な苦味。苦さの度数が高いという感じではないが、あとまでしっかり残る苦味だ。ミディアムボディながら旨味が多く、スパイシーな辛味が少々、それらが苦味といいマッチングで、深みある味わい。フルーツ感はほんのり、柑橘系とあるがアプリコットのようでも。ソーダ感は強いわけではないが、ぱちぱちと心地良い舌ざわり。酵母なのかかなりの濁りが。甘味はほどよく抑え目で大人のビールファンが好きなはず。
★女性タレント見立ては、【平 愛梨】
[クラフト系]
■黄桜 LUCKY CAT(黄桜 度数5.0% 350mi)
軽めのボディでソフトな飲み口。全体にどの味わい方向も控えめで、弱めにうまくバランスよく仕上がっているが、その中に、華やかさが漂う。しいて言うと、酸味と辛味が少々立ち気味か。口に含んだ後に、舌ざわりがほんの少しぴりぴりきてそれがいいアクセントに。ゆずや和山椒が入っているとのことでそれ由来か。やさしいビールで、料理を選ばない。
★女性タレント見立ては、【大友花恋】
★今日のビール川柳
ワンとニャン 愛でてゴクラク ビールどき
文・写真/石黒謙吾(いしぐろ・けんご)
著述家・編集者・分類王。日本ビアジャーナリスト協会・副会長、日本ベルギービールプロフェッショナル協会・理事。映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』はじめ、『2択思考』『図解でユカイ』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『分類脳で地アタマが良くなる』『ベルギービール大全』など幅広いジャンルで著書多数。プロデュース・編集した書籍も、ベストセラー『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)など200冊以上。twitter: @ishiguro_kengo、facebook:石黒謙吾、blog:イシブログケンゴ
■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~
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