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2017.09.12

隈研吾氏が設計した都市型立体墓地、一行院「千日谷淨苑」の気になる中身

■連載/ヨシムラヒロムの勝手に宣伝部長

父が西武新宿線沼袋駅に墓を買った。一時は、高額の収入があった男であるが吝嗇家(りんしょくか=かんたんにいえばケチ)。僕は、リアルに一杯のかけそばを体験したことがある。そんな父、数年に一度頭のネジが異常に弛む。金遣いが荒くなり、衝動買いへと突っ走る。

買うもののスケールもでかい、今の実家もその産物だ。ほとんど内覧もせずに1億円で購入。縦長の地下1階、上物2階建ての家は、足腰が弱った瞬間に住めなくなる仕様。母は将来を恐れて、今日とてシクシクと泣く。

話を墓に戻そう、書かずもがな墓も衝動買いである。家ほどの大損をこきそうにはないが、母の意見は一切酌まず購入。ウェブで調べることもなく、チラシを見て直ぐに購入を決めた。父は運命論者&松田聖子ファン、タイミングとビビビを最重要視する。

先日、僕も墓を見に行った。至って普通、夜は運動会ができそうな墓場である。「いいじゃん」なんて思ったが、母は「じいちゃんみたいな墓が良かった」と再びシクシク。

墓の話題が食卓の中心だった今日この頃。「お墓に興味ありますか?」とメールが届く。シンクロニシティ、人生で最も墓について考えた日々。

続きを読むと、東京オリンピックの競技会場をつくる隈研吾氏が設計した屋内墓苑のメディア向け内覧会とのこと。「ぜひ、参加させてください」と返信を打つ。

隈研吾氏が設計した一行院「千日谷淨苑」は信濃町駅から徒歩1分。取材日は暑かったので「駅チカ最高!」なんて思ったもの。

内覧会の前に行われたパネルトークで、一行院住職の八百谷匡夫氏は「開山400周年の記念プロジェクトとして、新たなスタイルの墓苑をつくったんです」と話した。信仰の変化、増える核家族、寺院が人のコミュニティの中心ではなくなった現在のスタイルだと云う。また、山手沿線のなかに住む人も増加するなか、求められた都市型の墓苑なのだ。

「設計を依頼された時のファーストリアクションは?」と聞かれた隈研吾氏は「やりたい仕事だったので嬉しかった」と話す。「変化している都市の中のコミュニティをいかに再編するか。そのモデルとなるプロジェクトだと思う」と続く。

都市に生まれて、都市で働き、都市で死ぬ。

都会派の安住の地として、ふさわしい墓苑なのだ。

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