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クリエイティブな人は見ている景色が違う!?次々と明らかになる創造性の秘密

2017.09.03

 常に斬新でクリエイティブな着想を得て仕事に取り組む一部の人たちは多くにとって羨ましい限りの存在だがそれもそのはず、最新の研究でクリエイティブな人々は“見ている世界が違う”ことが指摘されている。

■クリエイティブな人々は異なる世界を見ていた!?

 斬新な発想をする人を指して普通の人とは“着眼点が違う”という形容したりするが、実際のところ同じものを見てもクリエイティブな人には違った光景に見えていることが最近の研究で報告されている。

 今日のパーソナリティ心理学では人の性格を「ビッグ・ファイブ」と呼ばれる5つの要素でとらえることが主流となっている。人間の性格を構成する5つの要素はそれぞれ、

(1)開放性(Openness)
(2)誠実性(Conscientiousness)
(3)外向性(Extraversion)
(4)協調性(Agreeableness)
(5)神経症傾向(Neuroticism)

 であるが、このうちの(1)の「開放性」が強くあらわれている人ほどクリエイティブであるといわれている。そしてこの開放性が高い人は、他の多くの人とは“違った世界”を見ていることが実験を通じて判明しているのだ。


New Scientist」より

 オーストラリア・メルボルン大学の研究チームは、学生123人に両眼視野闘争テスト(inocular rivalry test)と呼ばれる2つの目でそれぞれ異なる図形を見るテストを受けてもらった。具体的には一方の目で赤い画像を見て、もう一方の目で緑の画像を見た状態を2分間キープしたのだ。

 テストを受けた多くの学生は両目で見ている画像が不規則に赤か緑に変化する体験をしていたのだが、ごく少数の学生には両目で見ている画像がパッチワークのようなモザイク模様で赤と緑が入り混じったものに見えていた。これは混合知覚(mixed percept)と呼ばれている。

 そして研究チームはこの混合知覚が開放性の高い人物に起りやすいことを突き止めた。つまり開放性の高いクリエイティブな人ほど、異なるとらえ方でものを見ていることになる。そして見えているものがほかの多くとは異なっているからこそ、斬新な発想ができるとも言えるのだ。

 クリエイティブな人々の“秘密”の一端が垣間見える研究となったわけだが、こうした特殊な感覚を持っているからこそのデメリットもある。幻覚なども見やすい体質になるからである。

 また混合知覚は、マジックマッシュルームなどに含まれているシロシビンによっても引き起こされることがわかっている。薬物以外ではある種の瞑想法で混合知覚を獲得できるとも言われているようだ。したがって瞑想によってクリエイティビティを高められることにもなり興味深い。

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