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2017.08.30

知られざる影の職種「レタッチャー」ってどんな仕事?

 この世には人知れず暗躍する影の職種がある。そして影の職種はあらゆる業界、あらゆる産業に実は人知れず存在しているものだが、いかにも華々しいコンピューター関連の業界でも例外じゃない。そんなコンピューター関連の影の職種こそが『レタッチャー』だ。この聞き慣れない単語のレタッチャーとはなんぞや? 一言でいってしまえば、PC上で写真の修正……いわばレタッチを施す職業の人のことをいう。

「え~そんなの影でもなんでもないでしょ~!」

 そういうご意見もあるだろうが、この原稿を読んでいけば、レタッチャーが実は影の職種である理由が徐々に判ってくるはずだ。写真修正と聞いて誰もが思い浮かべるのは、写真館などで撮影をしてもらった時に行われる修正だろう。お見合い用に写真を撮ったんだけど、ホクロが目立つんで修正してプリントしてもらったとか、成人式の写真でニキビや吹き出物を少なくしてもらったなんていう話は聞いたことがあると思う。また出版の世界でも写真修正はよく行われる。グラビアアイドルの肌をキレイにしたり、ヌードでもないのにヘアがハミでちゃいましたんで「どうかひとつわからないように」なんて修正は、日常茶飯事行われている。

 しかし、写真館で写真修正を行うのはカメラマンの仕事であり、出版のグラビア写真修正も、そのほとんどはグラフィックデザイナーがデザインの一要素として行っているというのが一般的なのだ。いわゆる簡易修正作業で、時間にすればものの5分程度で完結する。しかし、そんなものとレタッチャーという専門職が行う神業とには、雲泥の差があるのだ。

レタッチャーは、写真撮影もしなければ、誌面のデザインもしない。ただするのは写真修正だけという、その道の専門家だ。これがどういうことかというと、圧倒的な経験とスキルの違いである。撮影やデザインの合間に写真修正をするのと、朝から晩まで写真修正を専門でやっている人間とでは、これはもう練度も技術も格段に差が生まれてくるのは当然の話である。つまりは圧倒的な完成度の違いである。

 写真修正といえば、今の時代はなんといっても『SNOW』に代表されるスマートフォンの顔認識撮影ソフトが有名かもしれない。目が大きくなったり、肌をキレイにしてくれたりするあの手のアプリを使っては、SNSに実物とはかなりかけ離れた自分をアップしているスマートフォンユーザーの数はとんでもない数になるはずだ。

 でも、あーいった修正済み写真を見た時、「なんか不自然だよな~」と思いませんか? ところが専門職であるレタッチャーならば、同じような効果を生むような修正を写真に施したとしても、全く不自然さを与えない仕上がりで完成させてしまう。スマホのボタンひとつによる操作と、熟練の専門職による手作業との違いなんだから当たり前といえば当たり前の話だが、わかりやすくいえば、ボタン一発レタッチソフトの修正が“やりすぎ美容整形”だとするならば、レタッチャーによる修正は“奇跡のナチュラルメイク”といってもいいかもしれない。

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