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歴史を飾ったクルマが集結!「オートモビルカウンシル2017」が盛り上がりを見せた理由

2017.08.26

 海外のメーカーからの参加が昨年よりも減ってしまったのは寂しかったが、アウディは本国から『スポーツ クワトロS1』と日本に現存する『スポーツクワトロ』を並べて展示し、『RS5クーペ』を日本初公開した。『スポーツクワトロ』のオーナーさんは気さくな方で、近寄って見ている人に話し掛け、シートに座ることやエンジンを撮影することを勧めて、和やかな雰囲気を作り出していた。

 ボルボは昨年から事業化している「クラシックガレージ」プロジェクトを展示していた。古いボルボをレストアするだけではなく、レストア済みのボルボを販売している。スウェーデンでも行われていない、日本独自の企画で好評を博している。展示されたクルマを見ただけだが、仕上がりは良好で、価格が良心的なのに驚かされた。

 

 他には、さまざまなヘリテージカーの販売やクルマ関連の専門アクセサリーショップやイラストレーター・溝呂木陽さんのブースなども昨年同様に構えていて、それらを眺めて回るのが楽しかった。主催者コーナーとして、クルマが重要な役割を果たす映画やジャケットにクルマがデザインされているLPレコードジャケットの展示などもあった。

 好むと好まざるに関わらず、クルマのコモディティ化は急速に進んでいる。進行具合の程度の違い、例えばレベル4や5の自動運転がいつ、どのようなカタチで実現するのか? 正確なところはわからない。だが、後戻りできないことは間違いない。

 クルマと人間の関係が、これまでと違ったものに変化していくであろうことを、みんな本能的に察知している。だから、このように過去を振り返り、慈しむイベントが人を集めるのだ。

 年齢は関係ない。若者だって、生まれる以前のクルマを喰い入るように眺めていた。甘美な気持ちにさせてくれるクルマは、もう過去にしか存在していないと断言してもかまわないかもしれない。この傾向はしばらく続くだろう。

■関連情報
http://automobile-council.com/

文/金子浩久

モータリングライター。1961年東京生まれ。新車試乗にモーターショー、クルマ紀行にと地球狭しと駆け巡っている。取材モットーは“説明よりも解釈を”。最新刊に『ユーラシア横断1万5000キロ』。

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

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