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御朱印帳メーカーに聞く一大ブームの舞台裏

2017.08.20

■日本人が紙に与えた「耐久力」

日本人が考えたのは、「毎日頻繁にめくっても壊れにくい」という性質だ。

保存用文書に使われる紙は、いつまでも劣化しないようにしなければならない。だが「毎日めくる」ということは想定外だ。記録を取り出す時にたまにページを開く程度だから、そのあたりの耐久力はそれなりで構わない。

だが日本人は、それで満足しなかった。紙の耐久力を上げることで、それから作る書籍を「人々が日々接するもの」にしてしまったのだ。

御朱印帳は、当然ながら「頻繁にめくる書籍」である。しかも携帯が前提のものだから、すぐに破けてしまう紙では話にならない。

社会のデジタル化が進み、もはや紙は用無しになると発言する知識人もいる。だが、伝統的製法の和紙に関してはその需要は今後伸びていくと考えるべきかもしれない。和紙の傑出した丈夫さは、今も人々の営みを支えているのである。

1冊の御朱印帳には、我々の先祖が築き上げたあらゆる文化が凝縮されている。

■目指すは関東

マツオカの今後の目標は「関東への販路を広げること」である。

現状、マツオカは西日本の寺社との連携はあるが、関東となると話は違ってくる。首都圏では「マツオカの御朱印帳」はメジャーな存在ではないという。

しかし、たとえば東京23区内にも古い歴史を持った寺社はたくさんある。「巡礼地としての東京」は、今後大いに注目されるはずである。

週末は御朱印帳片手に、霊場巡礼へ出かけてみよう。

【参考】
株式会社マツオカ(小松印刷グループ)

取材・文/澤田真一

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