
一定期間、主にスマホ依存から脱する「デジタルデトックス」。このデジタルデトックスは、実践者によれば、意外な効果が得られるという。その効果について、リアルなところを知るべく、実践者に聞いてみた。
■脳疲労がとれる?デジタルデトックスで頭が冴えた体験談
WEBメディア評論家の落合正和さんは、デジタルデトックスを実践してプラスの効果を得た人の一人だ。webメディアの専門家であるため、当然デジタルデバイスを手放せない毎日。スマホはもちろん、Apple Watchは四六時中、物理的にも意識的にも密着している。そんな中、あるきっかけで千葉県の山奥に1泊2日のプチ旅行に。ほぼ完全にデジタルから離れたという。
大自然に囲まれたコテージを借り、夜空の下でワインを飲み、外でそのまま眠ってしまうなど、いつものスマホ漬けの毎日とはまったく違う生活パターンを体験。
そして翌日、自身のブログでは「脳がキレッキレでガンガン仕事が進む」と驚くほどの効果を実感したとつづっている。
いったいなぜそのような効果が出たのだろうか。本人に尋ねてみた。
「デジタルデトックスを行うことで、日頃のデジタルによる疲労が抜け、脳に好影響を与えたのではないでしょうか。デジタルそのものが悪い存在というわけではありません。しかしながら、いつも身につけていられるモバイルデバイスが、あまりに身近な存在になってしまったが故に、脳が無意識的に、そこから発せられる着信音、プッシュ通知などに注意しすぎてしまい、結果的に疲労を蓄積してしまっていると感じます。
私自身、デジタルデトックス翌日のパフォーマンスは確実に向上しており、とても大きな効果を感じています」