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2017.08.15

日本メーカーがリードする次世代軽量素材「セルロースナノファイバー」とは?

軽量で応用性に優れた素材として注目を集める『セルロースナノファイバー』。パルプを原料とするこのバイオマス素材の実用化は、暮らしの上質化だけでなく、国土の7割を森林が占める日本が資源大国となるチャンスでもある。次世代素材の今を追った。

 平成29年度政府予算案にも関連予算が計上された『セルロースナノファイバー(CNF)』。世界初の商品が一般向けに次々と登場し、開発競争に火がつき始めている。とはいえ、現状は開発途上の段階。さらなる実用化は我々の生活にどのようなメリットをもたらすのか。日本製紙でCNF研究を指揮する河崎雅行さんに話を聞いた。

◎食品や家電への波及は国際標準作りが鍵に

「CNFは2000年頃から国内外の大学や公的研究機関で研究されるようになりました。2014年にCNF研究開発促進の一文が日本再興戦略に盛り込まれたことで、製紙会社を中心に官民体制での開発が本格化しました。現在、開発プラント数は日本が世界最多。CNF分野における先進国のひとつだと言えます。

 ただ、さらに実用化を押し進めるには課題もあります。生産コストを下げることも重要ですが、実用化で大事なのは国際標準の確立です。安全性の評価や工業素材として製品規格が普及への近道になるからです。現時点でCNFに期待されている用途は、食品や化粧品などの添加剤、ゴムや樹脂の剛性を高める補強材、ガスバリア材などの機能性シート。弊社ではイオン特性を生かした消臭力の高いおむつのほかに、ガラスに代わる軽量で弾性の高いディスプレイへの利用も検討しています」

 2020年に向けてCNFを使ったコンセプトカーの開発が進められているというから可能性は計かり知れない。CNFのキーワードは今後も要チェックだ。

《セルロースナノファイバーとは?》

セルロースナノファイバーとは?
製紙用パルプを機械的・科学的に処理。ナノサイズ(毛髪の1/1万倍)にまでほぐした極微細のバイオマス素材のこと。

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