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〝時間欠乏症〟時代に求められるタイムマネジメント術

2017.08.10

 ネット通販で購入したモノが場合によってはその日に届くなど昨今の社会の“高速化”は著しい。そして社会がスピードアップすればするほど、やはり“時間”は貴重なものと感じられているようだ。

■“時間を買う”人は生活の満足感が高い

 一説によれば良くも悪しくも今日の社会は“時間欠乏症”に陥っているとも言われている。何をするにも時間が足りなくて悪戦苦闘している人がそれだけ多いのである。

 カナダ・ブリティッシュコロンビア大学をはじめアメリカ、オランダの研究者による合同研究チームが先ごろ発表した研究では、“時間を買う”行為が実は暮らしにかなりの満足をもたらすものであることを指摘している。時間に追われている人が多い今日にあって、各種の代行サービスやデリバリーサービスは考えられている以上に、生活の満足度を左右するものであったのだ。

 アメリカ、デンマーク、カナダ、オランダの6000人以上の成人を対象に生活における時間の重要度についての調査を行なったところ、代行サービスやデリバリーサービスを活用している人々ほど生活の満足感が高い傾向が浮き彫りになった。


LA Times」より

「掃除の代行サービスを利用したり、近所の子どもに小遣いを与えて庭の芝刈りをさせるなどの行為は怠惰のそしりを受けがちなのですが、我々の調査が示しているのは“時間を買う”ことは富を所有する幸せと同じものであるということです」とハーバード・ビジネス・スクールのアシュレイ・ウィランズ助教授は語る。まさに“時は金なり”ということだろうか。

 さらに直接的な調査も行なわれている。カナダ・バンクーバーの成人60人に2週にわたって40ドルずつ与え、最初の週末には代行サービスやデリバリーサービスなどの“時間を買う”行為にその40ドルを使ってもらった。そしてその次の週末には40ドルで何かその時に必要なモノを購入してもらったのだ。

 その後どちらの週末が楽しく充実していたのかを尋ねると、最初の“時間を買った”週末のほうか人々の満足度が高いことが明確に示されたということだ。

 調査の結果、代行サービスなどは今後ますます重要視されるサービス消費であることが明らかになったのだが、その一方で実際にこれらのサービスを利用している人は驚くほど少ないことも判明したという。98人のカナダ人勤労者に自由に使えるお金が週に40ドル増えたとした場合、そのお金を何に使うかというアンケート調査を行なったところ、代行サービスなど“時間を買う”行為を選んだのはわずか2%に留まったという。人の時間を直接“金で買う”という行為に多く人々には何か心理的バリアがあるのかもしれない。

 しかしながら、各種の代行サービスの活用が幸せな生活に繋がることは明瞭に示されたことになり、今後ますます“高速化”する社会にあっては検討すべきケースが増えてくるのかもしれない。

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