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2017.08.04

ロボットや家電に搭載されている音声アシスタントのスムーズな〝会話力〟はどうやって開発されているのか?

スマホではおなじみのSiriやOK Google、しゃべってコンシェルなどの"音声アシスタント機能"は、ここ数年で使い勝手がかなりよくなり、家電やオモチャ、ロボットなど様々なところに使われはじめています。

注目を集めるようになったきっかけは、Amazonが開発するAI音声アシスタント Alexa を搭載したスマートスピーカー Echoシリーズがアメリカで爆発的にヒットしたことがあります。スマートスピーカーはこの夏から日本でも、Google HOMEやLINEのWaveが発売される予定で、他にもMicrosoftのInvoke、AppleのHomePodといった大手各社から製品発表が続き、市場全体が大きく活気づいています。

そんな音声アシスタントですが、どのように開発が進められ、スマートスピーカー以外ではどのように活用されようとしているのでしょうか。先日大阪で開催された、音声アシスタントをテーマにしたトークセッションから、開発の現場に関わる方たちの話をご紹介します。


大阪のモノづくりコワーキングスペース「The DECK」で開催されたイベント「Smartphone and Beyond」のテーマに音声アシスタント機能が取り上げられ、3名のゲストスピーカーから開発現場についてのトークが繰り広げられた。

音声アシスタントの開発は量より質が大事

まず最初に、音声アシスタントを開発しているサウンドハウンド日本法人の中島寛子副社長より、技術や市場の動きに関する話がありました。

サウンドハウンドは2005年にスタンフォード大学の卒業生が設立したベンチャーで、流れている音楽を聞かせるだけでタイトルを検索できる音楽検索アプリ「SoundHound」や鼻歌検索「Midomi」などの開発で知られています。

「創業時からずっと”脳の認知を解明する”ことを目標に、高い技術力で開発を続けてきた」と言い、独自プラットホームを100%自社で開発しています。200以上の国と地域で3億以上のユーザーに利用され、まもなく日本語版のリリースも予定している音声アシスタントは、「続けて質問する場合に直前の文脈を参照して再度場所や日付を言う必要がないなど、自然に対話できるところに力を入れている」としています。

興味深いのは、音声アシスタントの開発には膨大な声のデータが必要とされ、それゆえにGoogleなどの大企業で検索サービスを提供しているところや、Amazonのように安価でデバイスを普及させて利用率を上げる方が有利だと思っていたのですが、中島氏は「音声データは量より質が大事」とし、「必要に応じてデータを専門機関から購入するという開発体制で、信頼性の高い機能を実現しててる」と説明します。

実際、多言語対応で世界各国に実績があり、複数の日本企業ともパートナーシップを築いています。2015年12月から提供しているサウンドハウンドの音声検索機能を使えるAPI「HounDIFY」 についても、2万以上の企業と開発者が利用しているそうです。


サウンドハウンド日本法人の設立当初から副社長を務める中島寛子氏からは、音声アシスタントの開発技術に関する専門的な説明も行われた。


社員数は200名と少数精鋭だが各国に拠点があり、多言語対応への実績の高さで、複数の日本企業ともパートナーシップを築いている。

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