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2017.07.31

動物も助けて!米メリーランド州で動物への緊急医療措置を許可する法案が可決

■連載/ペットゥモロー通信

動物だって同じように助けたい!緊急時における動物対応に関する法律(アメリカ:メリーランド州)

たとえば、火事のような緊急事態が起こったとして、その現場に犬や猫など動物がいた時、人はどう対応するだろうか?

この動画には、ルーマニアでの火災現場にて、救助された犬に人工呼吸や酸素吸入を施す消防士の姿が映し出されている(*1, 2016/注:音あり)。

このような緊急の状況において、消防士や救助隊員たちが人のみならず、動物も救う姿を伝える動画は数多くインターネットにアップされているので、目にしたことがある人も多いことだろう。

特に、命を救うことを職とする人たちにとって、人も動物も違いがない、そう信じたくなるワンシーンであり、彼らの勇気とガッツには頭が下がるばかりだが、現実的にはそこにも法律というものが存在する。

ワシントン・ポストが報じたところによると、4月のこと、アメリカのメリーランド州では、緊急事態において、消防士や救助隊員が動物にも緊急医療措置を施すことを許可するという法案が可決されたそうだ(*2)。

メリーランドの州法上、本来、動物への医療行為というのは獣医師の資格をもっていなければ違法となってしまうため、いくら消防士や救助隊員であっても、それに類することを行うということは法律的には問題があるとされてしまう場合もあるとのこと。

しかし、実際には命を救う行為は尊く、問題視する人がいたとしても少数派と思われるが、それでも救助にあたる人たちがそのような不安にとらわれることなく、救助作業に専念できるようにという配慮もあってのことなのだろう。

加えて、人であろうと、動物であろうと、目の前に救える命があるなら救いたいという気持ちは、多くの人に共通しているはずだ。ことペットは「家族」なのだから。そうした社会的通念もくみ取ってのことと思われる。

このような法律はメリーランド州が初というわけではなく、昨年、オハイオ州でも取り入れられており、全州のうち22州が同様の法律を制定しているとか(*2)。

また、アメリカやカナダなどでは、ペット用の酸素マスクを設置している消防署もあり、それによって命が救われたペットたちもいるという(*3)。

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