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世界で4億食以上を売れている『カップヌードル』を生んだ日清食品の舌力(2017.07.31)

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ミシュランガイドで世界最多の星を獲得するなど、今や世界一美食の国と言っても過言ではない日本。自然に恵まれ四季折々の食材が手に入ること、何事にもこだわり抜く気質など様々な理由が考えられる。しかし企業が作り上げてきた食品の存在も忘れてはならない。手軽かつ廉価で入手可能ながら、美味しく仕上げられたそれらがあったからこそ、日本人の味覚のレベルは向上。その味を越えようと料理人は切磋琢磨してきたという背景も少なからず存在する。この連載は、各企業の責任者がどんな哲学や方針を元に商品開発を進めているのか、その“舌力(したぢから)”について迫ってみるものだ。第1回目は、世界で4億食以上を売り上げた「カップ・ヌードル」を生み出した日清食品ホールディングスの方に話を伺った。


羽田正典/はだまさのり 1968年生まれ、京都府出身。大学院で微生物学や発酵学を学び、日清食品ホールディングスに入社。食品開発部に所属し、スープの開発に携わる。2014年に同社のシーズニングマイスターに、2016年にはシーズニングシニアマイスターに認定されている。

 日本だけでなく海外でも高い人気を誇る「カップヌードル」や「出前一丁」。また世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」や「日清のどん兵衛」「日清焼そばU.F.O.」といったベストセラーを数多く世に送り出している日清食品。東京都八王子市にある同社のグローバルイノベーション研究センターにおいて、部下の作る数多の試作品を食べ、味の最終確認を行っている人物こそが製品開発室羽田正典氏だ(正確には羽田氏の確認の後、研究所所長のチェックがあり、そこでOKになると商品化される)。

 そんな羽田氏が食に目覚めたきっかけは、お袋の味ならぬ、親父の味だった。

「父親が趣味で料理をする人やったんです。外で食べてきたものを見よう見マネで作るんですけど、それが新しい料理のことが多く、しかも美味しかった。その影響が強くあって、自分も小学生の頃から台所に立って、小学校を卒業する頃には家庭料理であればひと通り作れるくらいにはなってましたね。料理人になろうと思ったこともありましたけど、普通に高校、大学に進学。ただ、ずっと食に携わる仕事がしたいとは思っていました。で、テレビで食品の開発をする人たちに密着する番組を見て、これええなと。その時農学部の大学院で微生物理学や発酵学を学んでいたこともあり、教授にはお酒の会社を勧められていたし、実際、受けもしたんです。でも、やっぱり食がいいという気持ちが強く、教授にことわって日清食品を受けたところ運良く採用に至ったんですよ」

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