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ペットが亡くなった時、子供にどう接するか?(2017.07.26)

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■連載/ペットゥモロー通信

大型のオウム類のようなものはともかく、犬や猫といった一般的なペットは人間に比べて寿命がずっと短い。いつかはペットも天寿を全うするとわかりつつ、大切に思えば思うほど、一緒に暮らしてきたペットが亡くなった時、人は大きな喪失感とともに悲嘆にくれるものだ。

それは子供であっても同じこと。ただ、子供は日々成長を遂げており、その発達段階によっては、ペットの死の受け取り方も微妙に違ってくるのだろう。

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「きみとは、ずっとともだちだよ」

カニシャス大学(Canisius College、ニューヨーク州バッファロー)動物行動学および生態・保護学のJoshua Russell助教授は、ペットを亡くした6歳~13歳の子供に対し、個別に聞き取り調査を行った。

亡くなった時のペットの年齢や死亡状況の違いによる差

「ペットは自分と強い関係性をもった仲間、ベストフレンドである」と考える子供が多い中で、亡くなった時のペットの年齢や死亡状況によって、それぞれ死の受け取り方や、その後の気持ちには微妙な差が生じるようだ。

子供は総体的に魚やハムスターは寿命が短いが、犬や猫、ウサギなどはそれとは違うというふうに認識している。ゆえに、自分のペット(犬や猫)が平均的な寿命をまっとうして亡くなった、またはそれ以上に長生きして亡くなったという子供では、ペットの死を想像以上に受け入れているように思われるのに対して、病気や事故などで予想外に早く亡くなってしまったペットと暮らしていた子供では、より感情的で、ペットの死を受け入れられるまでにはより時間もかかっているという。

愛猫を車の事故で亡くした13歳のある少年は、当時、「僕の人生は終わった…」と感じ、2年が経ってもそのことを考えると体が震えて動揺するという話だ。

しかしながら、これを短絡的に捉えてしまうことは少々問題があるだろう。ペットが亡くなった時の状況というのは、大人であってもその後の心理面に大きく作用する。長寿で亡くなったのであれば、その死を受け入れやすいかというと、必ずしもそうではない。そこには長く一緒に暮らしたからこその愛情や絆、想い出もあり、その分、余計に死を受け入れにくく、気持ちが落ち着くまでにはより多くの時間を要するというケースも実際にはある。

要は、ケース・バイ・ケース、人それぞれであり、大人であろうと子供であろうと、一概に振り分けることも決めつけることも決してできないということは踏まえつつ、“新しいペットを飼うことが、亡くなったペットへの悲しみを和らげることになるか?”ということに関しては、子供たちの間でも大きく2つに分かれる。

新しいペット否定派と肯定派

「亡くなったペットとの関係は大事であり、新しいペットとはうまくいかないと思う」と答えた子供もいれば、「新しいペットを飼うことで、気持ちが和らぐと思う」という子供もいた。

後者は、「亡くなったペットのことを忘れる」という意味ではなく、「やり直す、新しい関係を築く」という意味であると答えている。

ここで思うに、ペットを亡くして悲しむ子供を思うばかりに、まるで代替品のようにただ単純に別のペットを与えるという行為は、子供の本当の気持ちを無視し、時に心の成長を妨げてしまうこともあるのではないだろうかと心配にもなる。

なお、子供であっても苦しむペットを安楽死させるということは倫理的に適う選択肢であると考える傾向にあることは、お国柄という背景も影響しているのだろう。

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