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2017.07.25

パスタは肥満を防止するメニューだった!?

やはり“家庭料理派”は健康だった!しかもパスタはダイエットの“敵”ではなかった!?

 食事後のドーナツやデザートは“別腹”という人も少なくないだろう。またハンバーガーやピザなど、ある程度カロリーが高いメニューでないと食べた気がしないという向きもいるだろう。そんな人々にとって朗報なのか悲報なのか、近い将来、高カロリー食品に対する食欲を簡単に抑制できる飲み薬が実現しそうなのだ。

■食欲を抑制し満腹感を早めるダイエット薬が登場

 インペリアル・カレッジ・ロンドンとグラスゴー大学の研究チームが開発したサプリメント剤「inulin-propionate ester」は、植物繊維の一種であるイヌリン(inulin)を原料にして作られたサプリメントで、服用すると腸内の大腸菌などからプロピオン酸を多量に分泌させる作用を持っている。

 では腸内でこのプロピオン酸が増えるとどうなるのか? 腸内でプロピオン酸が増えると、高カロリー食品に対する食欲が抑制されることが実験によって証明されたのである。

 プロピオン酸が増えるとどうして食欲が低下するのか、まだ詳しいメカニズムはわかっていないのだが、満腹感を感じる脳の部分にマイナスに作用して食欲が抑制されているのではないかということだ。もちろんイヌリンを直接摂取しても食欲を抑制する効果はあるのだが、それよりもこの新たに開発したinulin-propionate esterを服用したほうが、効き目が大きいことが実験でわかったのだ。

 実験は2種類行なわれた。まず最初の実験では参加者は、ミルクシェイクを2度飲むことになった。最初のミルクシェイクにはinulin-propionate esterが含まれており、一方にはイヌリンのみが含まれている。

 1杯のミルクシェイクを飲んだ後、参加者は脳の活動をMRIで計測されながら、さまざまな食べ物の写真を見せられた。結果は、inulin-propionate esterを摂取した状態では高カロリー食品の写真に対して食欲を司る脳の部分の活性が低くなったのである。つまり、inulin-propionate esterは単なるイヌリンよりも、食欲抑制効果が高いということになる。

やはり“家庭料理派”は健康だった!しかもパスタはダイエットの“敵”ではなかった!?
Gizmag」より

 続く実験では、再び同じ2つの条件下で、今度は実験参加者にミートソースのパスタを思う存分に食べてもらった。するとinulin-propionate esterを摂取したケースでは食べたパスタの量は約10%減少したということだ。inulin-propionate esterは食欲を抑制するだけでなく、早く満腹感を覚えるということにもなるのだ。

 1回の実験で使用したinulin-propionate esterは10グラムということだが、この量を服用することで腸内のプロピオン酸は2.5倍に増えたということだ。これと同じ効果を生むためには、単なるイヌリンを60グラム摂取しなければならない。ちなみにイギリス人の1日のイヌリン平均摂取量は15グラムに過ぎないという。

 また腸内細菌のプロピオン酸の生産量は個人差が大きく、このようなサプリメントを摂らずともプロピオン酸が多い人もいる。もちろんそうした人は比較的小食で痩身の傾向にある。まさに抗“食いしん坊”薬とも呼べそうなinulin-propionate esterだが、画期的なダイエット薬として近いうちに登場するのかどうか(一部から切実な!?)注目が集まっているようだ。

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