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もうすぐ、カギも小銭も要らない時代がやってくる!

2017.07.24

第2回 必ず知っておくべき言葉『FIDO』って何だ!?

ID・パスワードによる本人認証は「もはや限界」。だからこそ、GoogleやMicrosoftは、次世代の本人認証システムを世界標準化しようと、今まさに準備を整え終えた――。“携帯電話に最も早く指紋認証機器を搭載した企業” DDSの三吉野健滋社長によれば「今後は鍵と小銭もなくなる可能性がある」と言う。短期集中連載、第2回をお送りしたい。


■いま、世界規模での変革が始まっている

「私は私本人です――」これほど簡単なことを証明できず、人はどれほどの時間を無駄にしてきたのだろうか。インターネットバンキング、通販、クレジットカード……。本人認証には手間がかかるだけでなく「パスワードを忘れた」「カードをなくした」などの理由で膨大な時間をロスした経験がある人も多いだろう。

これを大幅に簡略化し、世界標準のシステムを築こうとしているのが、前回の記事にも登場した『FIDO Alliance』(ファイドアライアンス=Fast IDentity Onlineの略)だ。

「2012年7月に米国で設立された非営利の業界団体で、最大の特徴は、すべての企業、すべての本人認証の“標準化”を目指していることです。普及すれば、クレジットカード、インターネットバンキング、eコマースなどの本人認証がひとつの仕組みに統一されます。普及すれば、ユーザーはもう、様々なパスワードを求められ『ワンタイムパスワードって何!?』などと悩まずにすみます。現在はスマートフォンやPCのメーカーや、サーバーを持つ金融機関やECサイトも対応を急いでいて、Microsoft社も、Windows10でFIDOをサポートする計画を発表済なんですよ」

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■セキュリティレベルは高く、ログインは「数秒」

FIDOが使うのは「生体認証」で、仕組みは簡単。鍵は、あなたのスマホと、あなたの指紋の2つだ。

準備は、FIDOのアプリをインストールし、スマホのパスワードを設定した時のように、あなたのスマホにあなたの指紋を登録するだけ。そして、FIDOに対応している銀行やECサイトから本人確認を求めてきたとしよう。あなたのスマホに「指紋を読み取らせて下さい」と表示され、あなたは指紋をかざす。面倒なIDやパスワードを入力する手間はない。

もちろん、ログイン時だけでなく、本人認証が必要なすべての場面で使える。仮にレジでカード払いをする時は、自動改札を通る時のようにレジへスマホをかざし「指紋を読み取らせて下さい」「○円を決済します、よろしいですか?」といった問いかけに答えるだけ。

DIME第二回用

非常に便利だ。これだけ簡単だとセキュリティが心配になるが、三吉野氏によれば「暗証番号やパスワードよりむしろ安全」という。

「スマホと指紋が揃っているとログインができます。当たり前ですが、スマホだけではログインできないので、(前回説明した)鍵やICカードを使った『所有物認証』より安全です。最悪、スマホが盗難されても被害は受けませんからね。次に、パスワードを用いた『知識認証』よりも安全です。指紋をどこかにメモることはないはず。情報漏れのリスクは減ります。忘れることも、盗まれることもありません」

もし、スマホをなくしたら、そんな時こそ、パスワードを使えばいい。悪意がある人物にスマホを盗まれても、スマホは決して、ユーザーの指紋を表示しない(現在もそうなっている)。悪意がある人物は、指紋を偽造し、スマホを盗み、同時にユーザーがそれを放置して、初めてセキュリティを破ることができる。

「一方、ログインは非常に簡単になります。必要な時間は、ものの数秒。鍵やカードと違い、指紋は“うっかり忘れる”こともありません」

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