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ID、パスワードに代わる本人認証システム「FIDO」が世界標準になる日

2017.07.24

■買い物、旅行――生活の全てが変わる

ではなぜ、FIDOが一般化すると世の中が一変するのか。理由は、今話題のIoT(Internet of Things)と関連するから。IoTとは、テレビや冷蔵庫、自動車や自転車、電灯やエアコンなど、様々なモノをインターネットにつなげる、という考え方。仮に冷蔵庫がネットに繋がっていれば、牛乳を飲んだら小売店に「牛乳がなくなった」とデータが発信され、すぐに牛乳が届く、という未来が考えられる。自動車は「最も近いガソリンスタンドはここ」「安いのはここ」と教えてくれるようになり、Googleカレンダーに「19時に帰宅」と入力すれば、あらかじめエアコンがきいた部屋に帰ることができる。個人の生活だけではない。コンサートやスポーツ観戦に行けば、構内図にスマホをかざすだけで「あなたの席はこちら」と案内が表示されるようになる。

――ただし、それが「本人である」とわかるなら。

「その時、鍵になるのはやはり本人認証なのです。もし、冷蔵庫に、自動車に、それぞれIDとパスワードが存在したら、それこそ『悪夢』。私は、指紋を使った本人認証をビジネスにすれば、世界中のメーカーと関わり、人の生活の24時間を変えることができる、と確信したのです」

三吉野氏は、いますぐにでもなくしたいものがあると言う。まずは「鍵」だ。いま、自動車は通信システムを備えている。例えば電気自動車には、充電スタンドがどこにあり、いま、充電機を使用しているクルマがあるかないかを知らせる機能がついている。FIDOの仕組みを搭載することなど簡単だ。

「すると、車に乗る際、指紋をかざしたスマホが“鍵”となり『本人です』と証明できれば、鍵は必要なくなります。人に貸したい時は、あらかじめ、誰なら貸すか登録しておくだけ。逆に、ここで認証されなければ一切、クルマは動かない……となれば、クルマが盗難被害に遭う可能性も低くなります」

家の鍵、ホテルの鍵、金庫の鍵にも応用できる。すなわち、鍵がなくなる。

3年後『ID・パスワード』がなくなるこれだけの理由

さらには「財布」だ。現在、クレジットカードが使えないレジは、ほぼ存在しない。レジにスマホをかざし、指紋認証を行えば、全ての決済が数秒で終わる。これに付随し、経費精算も自動で行えるようになり、自分が何にいくら使ったのか、スマホにデータを残せるようにもなる。

「また、ホテルや病院や役所も変わります。今まではチェックインや、受診や、公共のサービスを受けるたびに、住所や名前を記入していました。しかし『本人である』という情報だけでなく、スマホに入力してある住所や名前も企業側のサーバーに安全に送られるシステムにすれば、住所や名前を幾度も書く必要はなくなるのです」

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