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2017.07.20

今年のインディペンデント系映画祭「サンダンス・ロンドン」で話題を集めた6作品

■連載/Londonトレンド通信

 6月1日から4日までサンダンス・ロンドンが開催された。アメリカ最大級インディペンデント映画祭であるサンダンス映画祭からの選りすぐりを、ロンドンでお披露目するものだ。

 マンチェスターでのアリアナ・グランデのコンサートで自爆テロ事件が起こった翌週でもあり、例年になく厳しい警備体制で、入場者全てが入り口で持ち物検査された。首からプレスパスを下げていても例外ではなく、出入りのたびに検査されたが、煩わしさより安心が勝った。

 そんな今回のサンダンス・ロンドンはドキュメンタリーの受賞作が揃った。その受賞ドキュメンタリー3本と、特徴的だった映画3本をご紹介したい。

■アメリカ・ドキュメンタリー部門観客賞受賞『Chasing Coral』(ジェフ・オーロウスキー監督)


Courtesy of Sundance Institute

 地球温暖化と言えば、気温上昇を思いがちだが、海中に目を向けるのが本作。この30年で50%が死滅したサンゴを見せる。サンゴにとって海水の温度が1度上がるのは、人の体温が1度上がるのに等しいダメージとされ、広い範囲でどんどん死んでいく映像が衝撃だ。サンゴ礁に生息する魚をはじめ、生態系に与えるダメージの大きさも訴える。

 だが、しかつめらしいドキュメンタリーではない。海中の世界を覗く楽しさもあり、海洋学者、水中カメラマン、はたまたサンゴおたくと紹介される青年など、海への愛に満ちた人々の声がまっすぐ胸に届く。

■同部門オーウェル賞受賞『Icarus』(ブライアン・フォーゲル監督)


Courtesy of Sundance Institute

 ロシアのスポーツ界におけるドーピングを内部から追及したドキュメンタリー。アマチュア・サイクリング選手であるブライアン・フォーゲル監督自らが規定をかいくぐるドーピングにチャレンジ、その過程で知り合ったモスクワ反ドーピングセンター長グリゴリー・ロドチェンコフこそ、ロシアの国を挙げてのドーピングの実質的な担当者だった。

 ドーピングが国家的一大プロジェクトとなっていたことが暴かれるのはもちろん、ロシアを五輪から追放という騒ぎになった後、グリゴリーをアメリカに逃す手引きまでしてしまうフォーゲル監督の入り込み具合もスリリングだ。

■同部門グランプリ『Dina』(ダン・シックレス&アントニオ・サンティーニ監督)

キャプション Courtesy of Sundance Institute

 49歳ディナとお相手スコットの中年カップル珍ドキュメンタリー。結婚を意識してつきあうディナとスコット、ディナのエキセントリックさ、スコットの硬さが笑いを誘う。

 次第にスコットがアスペルガー症候群、ディナも同様ないくつかの症状を抱えていることがわかるが、そこはさらりと流し、あくまで2人の関係に焦点を絞ったことで、愛が育まれる過程を見せる珍しいドキュメンタリーになった。

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