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2017.07.19

〝先延ばしグセ〟を解消する5つの科学的方法

 一説によれば、5人に1人は仕事や課題などを先延ばしにする傾向を備えているという。つまりは“先延ばしグセ”で、当然ながらネガティブなイメージもつきまとうが、ある種の人々にいわせれば土壇場で生まれる“火事場の馬鹿力”を発揮するために意識的に先延ばしにしているとも……。しかし実際のところ先延ばしグセは本業の業績に関係しているのだろうか。

■学業成績とレポート提出状況の関連

 欧米の高等教育では総じて多くの宿題やレポート提出が課されているといわれているが、もちろんそれぞれの課題には提出期限が設けられている。学生の中にはいつも期限ギリギリで提出したり場合によっては期限に間に合わず、何度も教授に泣きついているという者もいる(!?)。そこでこうした“先延ばしグセ”のある学生の学業成績を探った研究が報告されている。

 ギリギリまで考えて課題を仕上げる学生はむしろ優秀なのではないかという考えもあるだろう。しかし実際のところはどうなっているのか。この度、ニュージーランドのIT(ICT)専攻の学生186人の学業成績と課題提出状況を分析した研究をユニバーサル・カレッジ・オブ・ラーニングのカウター・タニ氏が学術誌「Cyber Behavior, Psychology and Learning」で発表している。


IGI Global」より

 1997年の研究では課題提出が遅い大学生は学業成績が低いことが指摘されているのだが、今回はICT(Information and Communication Technology)専攻の学生に限定してその学業成績とレポートの提出状況の関連を探ったのだ。

 結果はやはり、提出に要した時間と学業成績に強い関連があることが示唆されるものになった。課題を早期に提出する学生は、期限日ギリギリや期限日に間に合わなかった学生よりも学業成績が良い傾向がはっきりと浮き彫りになったのだ。残念ながら“火事場の馬鹿力”を期待できる効果は特になかったということになる。

 提出期限を設定することに対して疑問をあげる声もあるのだが、これまでのいくつかの研究で提出期限を設けることは、学生が課題に取り組む動機づけになっていることが確かめられている。また2010年の研究では、日数の幅を持ったフレキシブルな提出期限を設定することが学業に好影響を与えることが指摘されている。しかしそれは課業の内容次第であり、タイトな提出期限にならざるを得ないケースもあるだろう。ともあれ大学受験だけでなく“今でしょ!”というのがその後もずっと正しい行動方針であるようだ。

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