人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2017.07.15

【ザ・ウイスキー・レビュー】アメリカンオークのシェリー樽で熟成された『グレンロセス1996』

 7月10日に、『ビッグコミック』に連載中の大人気漫画『BLUE GAINT SUPREME』の描き下ろしイラストが華を添えたシングルモルトウィスキーが発売され。発売初日に、あっという間に完売してしまったが、今回、このラベルにために石塚真一先生には『BLUE GAINT SUPREME』のイラストを描き下ろしていただいた。瓶の中のモルトウイスキーは、『グレンロセス1996年』蒸留で、20年熟成だ。残念ながら、もう入手することはできないが、このウイスキーにはどんな魅力があるのか、解説をしたい。

 グレンロセスは、スコッチ最大の産地であるスペイサイドのロセスという町にある蒸留所だ。有名なブレンデッドウイスキーである、カティサークの主要原酒として使われている。マッカランとハイランドパークを所有するエドリントングループによって、グレンロセス蒸留所は一度売却されたのだが、今年2017年、同じエドリントングループに買い戻されている。

 このボトルの『グレンロセス1996』は、リフィル・シェリー樽で熟成されたものだ。リフィルとは、過去にその樽がウイスキーを熟成するのに使用されたということを意味する。シェリー酒自体は、アメリカンオークの樽で熟成される。しかしスパニッシュオークの樽で熟成されたウイスキーの方が色が濃くなるという理由で、ウイスキー業界ではスパニッシュオークの樽が好まれている。

 スペインでは、ウイスキー業界に樽を供給するために、スパニッシュオークの樽を作り、そこにシェリーを入れ、2、3年シーズニングしてから、その樽を販売しているボデガが存在する。そのシーズニングのために何度か使用されたシェリーは、蒸留してウオッカなどに使用される。シェリー酒として販売されることはないそうだ。

 スパニッシュオークは、タンニンが強く、その樽で熟成されたウイスキーは、ウッディで、苦味が出やすい。ビターチョコレートやコーヒーのような特徴がある。対して、アメリカンオークの樽で熟成されたウイスキーは、甘いバニラのニュアンスが強くなる。

 この『グレンロセス1996』は、色の薄さや味の特徴から、アメリカンオークのシェリー樽で熟成されたと推測される。また硫黄燻蒸させた樽で熟成したマッカランのようなウイスキーは、硫黄の香りが強くなってしまうが、このグレンロセスには、硫黄の香りはほとんどない。以下が私のテイスティングコメントである。

◎香り:甘い白桃。ミカンの缶詰。ジューシーで、透明感がある。加水するとよりクリアーになる。

◎味:ややナッツのような甘さ。夏みかんの内皮。程良くスパイシー。ドライで穏やかなフィニッシュ。加水すると透明感が増し、よりスムーズになる。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年1月16日(水) 発売

DIME最新号の特集は「あなたの願いをかなえる神ガジェット100!」「ニトリVS無印良品のコスパNo.1商品対決」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ