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全国1位は大阪!小学生の5人に1人が便秘だった

2017.07.13

■医師は調査結果をどう受け止めたか

今回の調査結果を受け、さいたま市立病院小児外科部長で排便外来を開設した中野美和子氏は次のようにコメントする。
「(小学生のうち便秘状態にある子が)約20%という数値は、最近の他の調査とも合致し、成人女性と同じ程度に小学生が便秘状態にあることを示し、極めて憂慮すべきことだと思う。これらの子どものすべてがこのまま、成人まで便秘状態を持ち越すわけではないと思われるが、特に女性では、持ち越すことが多いのではないかと推察される。 最近、便秘と心血管疾患の関連の可能性や、腸管細菌叢と成人病の関連のデータが報告されてきていて、便秘による直接の症状のみならず、長期の便秘状態が全身状態にもたらす影響も心配される。
便秘状態の子どもが増えている背景には、様々なことが考えられるが、緊張を強いられる現代の社会状況が基本にあるのだろう。しかも、保護者がそれに気付かないでいることも大きな問題である。知識や技能の教育に目が行き、排便に関心を持たないことに代表される、身体に注意を向けるという養育の基本がなおざりにされがちであることを意味していると思う。子ども自身は、便秘状態が続いても、慢性的であるために、自覚することは難しいし、自覚しても、保護者が関心を持たなければ、 訴えることはできにくい。また、小児期に排便に関して無関心な環境にあれば、成人後も同様のことが続くことが予想される。 食育と同様に、排泄に関しても、保護者と子ども自身の双方に教育が必要であろう。
便意を我慢しないことが便秘の予防、及び治療において、もっとも重要なことである。学校で排便しにくい、我慢してしまうことが、便秘症が多いことと関連している可能性がある。学校でのトイレ環境がよくないこと、教育者側が排泄に関して関心を持っていないことが、大きな要因であろう。外来でみている慢性機能性便秘症の子どもは、実際に、学校で自由にトイレに行けないために、排便のコントロールが難しくなることがある。また、入学後に、便秘症が出現した、悪化したという例もみられている。
排泄、睡眠、食事などの基本的生活習慣はお互いに関連している。よい生活習慣を身に着けていれば、当然、排便状態もよくなりやすい。ある程度以上の便秘症では、生活習慣の改善だけではなおらないが、軽度の便秘状態の改善、便秘の予防、便秘治療の一環として、極めて大事なことである」

【調査概要】
調査期間:2016年3月11日~3月30日
調査対象:小学生の保護者(25~59歳の男女)
調査方法:インターネットによるアンケート回答方式(調査画面の前に子どもが同席のもと、保護者が代理回答)

 

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