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2017.07.13

潜入取材!東海道新幹線の安全運行を支える車両保守の最前線

東海道新幹線の高い安全性は、日々の検修(メンテナンス)により維持されている。今回、リニューアルしたばかりの浜松工場で行われる「全般検査」の様子をレポートする。

浜松工場

◎最新機器にロボットアーム。新幹線車両保守の最前線

〝安心・安全〟が当たり前と普段、何気なく乗車している東海道新幹線。しかし、それを守るべく、乗客の見えないところで日々、車両の保守が行われている。その最大の拠点が浜松工場だ。約6年の歳月をかけて大幅なリニューアル工事を行い、2017年1月、ついに新ラインでの検修がスタート! どんな最新技術が導入されたのか? 様々な車両工場や基地を見てきた鉄道カメラマン・村上悠太が潜入取材した。

 本工事による改善点は大きく3つ。1つは建物の7割以上を建て替え、耐震性や作業環境を大幅に向上させたこと。構内も明るく、かつ広い通路を確保し、移動がスムーズになった印象を受けた。2つ目は検修ラインの効率化。旧工場は、蒸気機関車の修繕をしていた頃と同じ建物配置で、構内が複雑だったため、車両の入れ替えだけでも25回も行なっていたという。それを、一方通行のシンプルなラインにした結果、わずか4回に減少した。さらに、車両をバラバラにして重点的な検査を行う「全般検査」には15日間必要だったが、1日短縮。わずか1日!? と思うかもしれないが、サイクルが速くなれば、その分、営業に早く出すことができる。効率化による大きな成果と言えよう。

 そして3つ目が、最新機器の導入だ。機器の力を借りることで、作業の安全性向上だけでなく、これまで以上に高精度な保守ができるように。例えば、塗装前に行なう〝研ぎ作業〟。新幹線の先頭車両は複雑な曲面を持つため、これまで手作業だったがすべてロボット化。6本のアームが車体をせわしなく研ぐ様子は、まさに圧巻だ!

 様々な作業が自動化された新・浜松工場だが、作業員のまなざしはかつて同様に真剣そのもの。作業中も指さし、声出し確認を行なう姿が多く見られた。作業が自動化されたといっても〝俺たちの目〟が新幹線を支えているというプライドを感じた。そんな職人たちによって、安全は守られているのだ。

村上悠太さん
鉄道写真家

村上悠太さん
1987年生まれ。JRと同い年の30歳! と若手ながら、各鉄道専門誌や写真セミナーの講師を担当するなど、引っ張りだこ!

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