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現役CAの着用済みの制服をリサイクル!スターフライヤーがCA人形を作った理由

2017.07.14

他社では前例がないこの商品を企画したのは、就航からスターフライヤーで勤務する運送客室本部客室部業務課のアシスタントマネージャー秋山真裕子さん。機内用品・サービス品・機内販売の選定・調達などを担当している。「CA人形は世の中に出ているが、それをリアルな制服にしたら、リサイクルにもなるし、話題性にもなるので面白いと思った」とアイデアを出した秋山さんが今回、人形制作を依頼したのは、東京・葛飾でソフトビニール製玩具を中心に製作する可動式ボディのパイオニア「オビツ製作所」であった。


キャビンアテンダント人形を企画した秋山真裕子さん

だが、実現するまでには大変な苦労があったのだ。初代制服を人形にすることは決まったが、人形を製作する会社とのコネクションは一切なく、いくつもの会社にコンタクトをしたが、なかなか実現できる会社はなかった。リサイクル会社に制服を手渡すというタイムリミットが近づく中、直前まで製作してくれる会社を探した。

最後だと思い、今年1月16日に「オビツ製作所」のお問い合わせページからダメもとでメールを送ったのだった。対応したオビツ製作所の牧有里子さんは「あまりにも斬新で実施が難しそうな企画に連絡を躊躇していた」と最初は判断に迷っていた。だが再度、秋山さんからのメールや電話で話した際に「10年間愛着を持って着用していた思い出の制服を人形として残したい」という熱い想いを聞き、受けることにしたそうだ。

その後、ほぼ毎日、この二人は連絡を取りながらサンプル品を完成させるために動き、試行錯誤の末、4月にサンプルを完成させることができた。靴、ストッキング、ボディなどはオビツ製作所の既製品を使用しているが、それ以外のジャケット、パンツ、ブラウス、スカーフは実際に客室乗務員が着用していたものだ。

秋山さんにサンプル品が完成した「キャビンアテンダント人形」のこだわりのポイントを聞いた。まずは刺繍とのこと。右肩と左足のところにスターフライヤーのロゴが隠し刺繍されている。「これはオビツ製作所が小さいサイズの刺繍を再現してくれたからこそ実現できたものです」と話す。また、髪型にもこだわり、「特に前髪が大変でした。髪のアップスタイルを保ちながら切り目が見えないようにして欲しいなどのリクエストにも答えていただきました」と苦労を話す。

牧さんもCA風シニヨンに髪をアップすることが難しく何度もサンプル製作をしたそうだ。それ以外にも、通常は新しい布を裁断するが、今回のように「着用済みの布」を裁断したのは初めてで、傷・汚れ・ヨレがない箇所を確認しながらの裁断となり時間と集中力を必要としたそうだ。時には職人でも製作不可能な箇所があったが、そのときには秋山さんから「こうしたらできるのではないでしょうか」とサンプルを自身で試作し、送られてきたこともあった。そのサンプルからヒントを得た箇所もあり、牧さんは「スターフライヤーさんの交渉術も勉強になった」と話す。

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