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2017.07.11

8月から運行開始!東武鉄道の蒸気機関車『大樹』復活の舞台裏

東武鉄道 SL『大樹』 大樹

■東武鉄道 SL『大樹』

1966年以来、51年ぶりに東武鉄道に蒸気機関車が復活する。日光東照宮から連想される将軍の尊称から『大樹』と名づけられたSLは、8月10日の運転開始を目指し、現在厳しい習熟訓練が続けられている。

東武鉄道の蒸気機関車『大樹』

◎運転士から機関士へSL運転は試練の連続

 1975年に北海道・室蘭本線で最後の定期運行を終え、蒸気機関車は観光用として再活用されるようになった。それから40年余りが経つが、その人気はまだまだ根強い。この夏、東武鉄道にも蒸気機関車が復活する。

 機関車は1941年に製作され、約20年間北海道で走り続けたC11形207号機。客車は、JR四国から譲り受けた14系と12系客車を用いる。鬼怒川線の下今市駅〜鬼怒川温泉駅間の12.4kmを1日3往復し、今年度は98日間運転する予定だ。

 ファンや地元住民の期待が高まる一方で、今までSLを運転したことのない電車の運転士たちが、機関士としての訓練を続けている。

「1人で運転する電車とは違い、SLは機関士と助手の計3人が力を合わせないと走りません。運転以外の仕事も多く、日々勉強の毎日です」(機関士・船田さん)

 復活にあたり社内で機関士を公募。選抜された4人の候補者は秩父鉄道と大井川鐵道にそれぞれ2人ずつ派遣され、訓練を受けた。今も訓練線で週3日以上の習熟訓練を行なっている。

「運転区間は勾配が多くカーブが連続するため蒸気機関車を走らせるのは技術が必要です。電車では何度も走ったので、今は仲間とイメージトレーニングをしています」(船田さん)

 SL『大樹』復活はJRや民鉄各社が力を合わせた一大プロジェクトだ。

「蒸気機関車の運転は、毎日状態が違ったり、前日から準備が必要だったりと大変なことが多いです。それでもSLを運転して地域の活性化に貢献したい。多くの人に乗りに来ていただきたいです。車窓のおすすめは下今市駅を出てすぐ、大谷川にかかる橋梁。連なる山脈と雄大な川の流れが一度に見られます。また鬼怒川沿いを走る区間では深緑が楽しめます」(船田さん)

 力強い文字で描かれた新たなヘッドマークを掲げ、昭和の車両が、再び黒煙を上げて走りだす。

船田博美さん
〈52歳の新米機関士〉船田博美さん

1965年生まれ。1983年に東武鉄道に入社。駅での勤務や車掌を経て2007年から電車の運転士を務める。主に東武スカイツリーラインや鬼怒川線で運転を担当。

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