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2017.07.11

業界初、テレビットの転送速度を実現するノキアの最先端通信技術「FP4」

■連載/一条真人の検証日記

現在、スマホの通信速度が速くなったり、IoTで様々なデバイスがネットに接続されるなど、インターネットに要求される通信能力は日々、高まっている。なにしろ、最近ではクラウド処理もかなり一般的になってきていて、処理が必要なデータをサーバーに転送し、それを処理してもともとのデバイスに転送するというような「クラウド」処理を多くの人の持つIoTデバイスが行っているのだ。

■ネットが多くの新デバイスを支えている

これは音声認識などでよく行われている。そしてそれは普通の人にもごく身近なものなのだ。たとえば、テレビの音声認識だ。最近では音声認識によって、番組名をしゃべって番組を検索する機能が搭載されているテレビが増えているが、この音声認識処理はほとんどこのようなクラウド処理で行われている。また、シャープのロボホンというロボットは音声認識で操作することができるのだが、この音声認識処理もクラウドで行われている。


ロボホンもクラウド技術に支えられている。

また、オンデマンドビデオもごく普通なものとして普及を続けている。かつてのテレビのように決まった番組を決まった時間に見るのではなく(録画という手段はあるにしても)、ユーザーが選択して好きな時間帯に好きな番組を見る自由が手に入ったわけだ。

■加速していくネットワーク負荷

さらに今後はVRデータのリアルタイム転送や、人工知能関連のデータ、自動車によるネット接続の一般化、高速な5G通信など、様々な新技術も登場する。これらは人々の生活を変えていく可能性もあるがインターネット通信のデータ容量は今後も飛躍的に増え続けそうだ。

ノキアのベル研究所では、今後、5年間でインターネットを流れるネットワーク量は2倍以上になると予測しているという。今後、5年間で起きる革新は現在の2倍以上のデータ通信を必要とするというわけだ。それは人々の生活をかなり変えてくれることだろうが、インターネットのデータ転送キャパシティは限界に近づいていく。

現在のさまざまなデバイスがネットに依存し、その必要な転送速度は遅延がゆるされないものになってきている。オンデマンドビデオを見ていて、ビデオが頻繁にフリーズしたら、人々はストレスが高まって仕方ないというわけだ。

同じくノキアのベル研究所は、今後5年のトラフィックの年間平均成長率は25%に達し、ピーク時のデータレートの増大はさらに急速で年間40%近くになると予測している。この急増の理由の1つは高解像度なビデオストリーミングやVRサービスだという。オンデマンドビデオの4K化、8Kも進むのかも知れない。また、IoT的なコネクテッドデバイスが2025年までに1,000億台に達すると予測している。人々の生活はネットによって大きく変わりそうだが、ネット自体も変わらないと、サービスを提供できないかもしれない。


発表会でノキアの新世代技術について語るアジア太平洋IP/Optical ネットワーク事業責任者ケント・ウォン氏。

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