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2017.07.10

中国で台頭する「FIT」の実態

近年、中国で台頭するFIT(Free Independent Traveler:個人旅行者)の存在をご存じだろうか。世界最大の旅行口コミサイト「TripAdvisor」(トリップアドバイザー)が一昨年、調査会社フォーカスライトに委託を行ない、3000人を超えるアウトバウンド中国人旅行者から得た彼らの行動・消費パターン、嗜好などについての調査結果を発表しているが、「China Unbounded:The Rapid Rise of China’s Outbound Millions」と題されたこの調査は、中国本土のアウトバウンド旅行者を多面的に捉え、このFITに着目し、その最新動向を明らかにしている。

The Rapid Rise of China’s Outbound Millions

■中国人FITは若く、高学歴で裕福な層

調査結果は、中国のFIT層が若く、高学歴で、比較的豊かであることを示した。FIT旅行者のうち89%は18歳から44歳のグループに属しており、 中でも25歳から34歳のグループが最も多く全体の41%を占めた。77%の中国人FITは学士号かそれ以上の学歴を有しており、月額25万2000円以上の収入を得ている。調査に回答したFIT旅行者の4分1以上(28%)は広東省に住んでいて、次いで上海、四川省、北京、江蘇省に住んでいた。

また、中国人FITはアウトバウンド旅行に積極的。これまでFIT旅行者が中国本土から外に旅行した回数は平均5.5回で、調査対象者全体の平均である5.2回を上回った。中国人FITの英語力は総じて高く、21%の人が「英語でのコミュニケーションに問題はない」、41%の人が「英語は概ね理解できる」と回答。彼らは非常に自立しており、昔ながらの典型的なパッケージツアーやエスコート付のグループツアーに参加するのではなく、自分で計画を立てることを好む。

■中国人FITの約2割が、出発当日から6日前にかけて行き先を決定

中国人FITは旅行計画を非常に短時間で行なうようだ。3割(32%)の人たちが直近の旅行について、行き先を出発の1週間前から2週間前に決めていた。なんと、1週間未満(出発当日から6日前にかけて)に行き先を決めると回答した人も18%いた。合計すると50%の中国人FITは、行き先を2週間以内に決めていた。

中国人旅行者にとってのアウトバウンド旅行シーズンは5月から始まり、10月初旬の国慶節がピークとなる。中国人FIT旅行者の77%は、5月から10月の間にアウトバウンド旅行をしていた。そのうち3割(29%)は10月中の旅行。直近のアウトバウンド旅行について聞いたところ、3分の1(34%)の中国人FITは3泊以内の行程となっていた。4~6泊の行程だったという人は40%で、26%の人は7泊かそれ以上の行程だったと回答した。中国人FITの90%以上はアウトバウンド旅行の際、大中華圏、およびその他のアジア諸国へ旅行していた。直近のレジャー旅行の行先を聞いたところ、最も多かったのは日本、次いでタイ、韓国の順となった。

直近のアウトバウンドレジャー旅行における訪問先
1.日本
2.タイ
3.韓国
4.アメリカ合衆国
5.マレーシア
6.シンガポール
7.フランス
8.イギリス
9.イタリア
10.カナダ

過去12か月以内にヨーロッパを訪れた旅行者から人気だった行き先は、フランス、イギリス、イタリア、ドイツ、オランダ、スペインであった。中国人FITが米国で多く訪れたのは、ニューヨーク州、カリフォルニア州、コロンビア特別区(ワシントンD.C.)、ハワイ州、ワシントン州であった。

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