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2017.07.05

朝活でも婚活でもない「酔活」って何?

「Where is APA HOTEL?(アパホテルどこですか?)」

築地で暮らしていると、しょっちゅう海外からの旅行客に話しかけられる。旅行ライターのくせに英語が死ぬほど苦手なので、「ゴー・ストレート! ターン・ライト!」と単語を並べてジェスチャーで行き先を示すか、ややこしい道ならば袖を引っ張って連れていき、何とか対処してきた。

安い寿司屋の場所を教えると、「よかったら一緒に食べない?」と誘われることもあるが、首を振って彼らを置き去りにする。場所は教えられても、1時間もフリートークがもたないので疲れるのだ。フレンドリーのかけらもなくて申し訳ない。しかし、増加する外国人観光客が増えるにつれ、築地場外のおじさんたちはいつの間にか、英語をペラペラ話すようになった。

乾物屋のおじさんに聞いてみると、「いや、だって英語で話しかけてくるからさ。分かんない言葉は客に聞くと、スマホで調べて『こういう意味』って教えてくれるし」と言う。すべて実践だったとは! しかも最近、お金のやり取りや商品の説明だけではなく、女子を褒める英語もマスターし、中国語と韓国語も少し話せるようになったらしい。……うう、海外に一度も出たことのないおじさんに完敗だ。

2005年には670万人だった訪日外国人旅行者数が、2016年は約2403万人と12年間で約4倍に。オリンピックに向かってこれからもどんどん増えるだろう。

英語が苦手なんて言っていられないのは、目に見えている。気さくな彼らに街中で話しかけられるたびにフリーズしてしまう、そんな私のもとに、「インバウンド酔活―居酒屋英会話」なるお知らせが届いた。婚活、就活、朝活、終活はよく聞くけど、酔活!? それに立食の国際交流パーティなら聞いたことがあるが、会場は「和彩酒蔵だるま」。ごくごく普通の大衆居酒屋だ。

案内には、「もし、居酒屋で外国人観光客と相席になり話しかけられたら…というシュチュエーションのもと、英会話を学びます」と書かれていた。しかも文末には「飲み放題です」と結ばれているではないか。まさに大人のための英会話だ。

●居酒屋英会話 誕生のきっかけとは

主催したのは、東京駅八重洲地下街(通称ヤエチカ)を運営している八重洲地下街株式会社。何でまた、地下街で英語教室を開催することになったのか。

「今までヤエチカに来るのは、国内の観光客や周辺の会社員でした。ところが、ここ数年で、外国人旅行客の新幹線利用が増え、ヤエチカで買い物する人も激増したんです。しかし、店のスタッフは、言葉に四苦八苦で……」

そこで、『朝活』として地下街の店員さんと周辺のビジネスマン向けに1回500円のワンコイン英会話教室を半年間、開催したのだが、終わったタイミングで今度は、『夜活』ならぬ『酔活』を計画。ホームページでひっそり募集をかけたところ、居酒屋で英語という珍しさがウケたのか、前半・後半の合計40人枠に倍の80人の応募があったという。

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