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2017.07.02

なぜ今、若い世代に心疾患が増えているのか?

時間や仕事に追われるビジネスパーソンにとって、弁当やサンドイッチなど豊富なメニューが揃うコンビニ食は、ランチタイムはもちろん、残業時も心強い味方。その一方で偏食や栄養バランスも気になるところだ。これを解消する方法も、またコンビニにあった!?

若年性疾患

【 偏食や不規則な生活が原因?これが各国で発表される研究レポート!】

●若年性心疾患

アメリカ・ミシガン州のグランドバレー州立大学の研究チームの報告によれば、近隣に生鮮食品を販売する店がないと、住民に若年性心疾患の兆候が高まるという。ちなみにアメリカ心臓協会は心臓の健康のため、果実、野菜、豆類、低脂肪の乳製品、皮なしの鶏肉、魚などの摂取を推奨している。

●若年性脳梗塞

ニュージーランド、オークランド工科大学のバーリー・フェイギン教授は、「不規則な生活」「栄養バランスの偏った食事」「ストレス」により、近年の若い世代に脳梗塞が増加している、と指摘。コンビニや24時間スーパーのおかげで、時間に関係なく、好きなものを食べられるようになったことが原因か?

●若年性脳卒中

中国労災病院リハビリテーション科部長・豊田章宏氏の論文(※)によれば、30歳代では他の年代と異なり、絶対数こそ少ないが、脳卒中の患者数の増加傾向が見られたという。その原因として、小児期からの食生活環境による肥満や、種々のストレスなどが影響していると指摘している。
※「勤労者世代における脳卒中の実態:全国労災病院患者統計から」(日職災医誌,58:89─93,2010)

 午後からの得意先訪問に備え、昼休みを返上して資料作り。昼食は、後輩に買ってきてもらったコンビニおにぎりをペットボトルのお茶で流し込む……。

 あなたのオフィスでも、よく見かける光景ではないだろうか。確かに忙しいビジネスパーソンにとって、手早く食べられるおにぎりやサンドイッチ、さらに多くの種類が揃った弁当類など、コンビニ食は頼りになる存在。ファストフードも同じだ。

 とはいえ、各種ビタミンなど、栄養成分に偏りのない、バランスのとれた食事なのかどうかも気になるところ。

 上で紹介しているように、近年、心疾患や脳梗塞の患者が、30代など若い世代にも増加しているとの研究が国内外で発表されている。主な要因として「栄養バランスの偏った食事」が挙げられているからだ。

 では、そもそも「バランスのとれた食事」とは、どんな食事のことなのか。管理栄養士として企業を中心に栄養指導を行なう、ながい かよさんに聞いた。

ながい コンビニ食は、どうしても塩分過多やミネラル不足になりがち。厚生労働省では、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかを、わかりやすくイラストで示した「食事バランスガイド」を公開していますので、ぜひチェックしてみてください。

 それも面倒だ、という方は定食屋さんでのランチをおすすめします。いわゆる定食はご飯があり、おかずがあって、小鉢もある。これは実にバランスのとれた食事になるんです。

 ここに興味深いデータがある。厚生労働省の統計によれば、心疾患の死亡数は平成17年に約17万3000人だったが、10年後の平成27年には19万6000人と2万人以上増えたという。

ながい このデータは若い世代の心疾患患者の増加を示すものではありませんが、国民的な発症リスクが高まっていることは事実。塩分の過剰摂取は高血圧と強く関連しているほか、カルシウム不足も高血圧や動脈硬化を招くといわれており、食生活の改善は重要課題です。

 とはいえ、毎日定食を食べられるわけでなく、結局はコンビニ食に頼ってしまうのか……。

ながい そんな場合には、もう一品加えることで改善が期待できます。いずれもコンビニで買えるものばかり。次ページで紹介していきましょう。

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