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兄弟姉妹犬の運命を分ける人との出会い

2017.07.01

ずっとつながれっぱなしで、おそらくろくに散歩にも行ったことがないのだろうと思われ、犬としての経験やルールなど身につける余裕もなかったせいか、人や他の犬にすぐ吠えかかり、興奮すると抑えがきかず、咬む犬になっていた。そんな犬が、「もう飼いきれない」と実家に戻されてきたのである。つけられた名前はちび。うめと同じ血を分け合いながら、育った環境が違うとこうも変わってしまうものなのか。


痩せ細っていたちびには、たろやじろの2倍のカロリーにあたる食事を与える/©F

「預ける場所を間違ったかなぁ…と思いました」というFさんは、うめの姉妹犬のことがずっと気がかりでもあり、うめが逝った後には、決して代わりという意味ではなく、姉妹犬たちに万が一何かあった場合には引き取ろうとも考えていたそうだ。しかし、すでにたろとじろがいる。当面の間、戻されてきたちびの世話は実家のお父さんがすることになり、Fさんは週末だけちびを預かるという生活になった。

時々やって来てはまた帰って行くちびに対して、たろとじろは戦々恐々の体である。それまでは2頭でよく一緒に遊んでいたのが、ちびの前だとそれもあまりしなくなった。というのも、他の犬とのつき合い方を知らないちびは遊び方もしつこく、時に口の力で相手を抑え込む。体の大きいじろはなんとか対抗するものの、たろはというとそんな2頭を尻目に隅っこで我関せずを決め込むのみ。そんな姿が不憫で、たろだけ2階の部屋に上げて一緒に寝ることも。


遊び方がしつこくなりがちなちび(向かって左)に対して怒るじろ(右)/©F

やがて2年が経とうという頃、実家のお父さんが体調を崩し、これ以上犬の散歩は無理だという状況になったのを機に、Fさんはちびを引き取ることにした。以前に比べて少しは慣れたが、それでもやはりたろとじろにとってちびは怖い姉御という感じなのだろう。ドッグランに連れて行ってもちびがいると遠慮してあまり走りもしない。そんな2頭を気づかって、たろとじろだけをドッグランに連れていくことも多いそうだ。

同居している猫たちにもちょっとした変化があった。ちびがどうしても猫がダメで、仕方なく猫たちには2階で生活してもらっている。

「それが不満なのでしょうね。みぃは名前を呼ぶと“ニャァ”って返事をして、こっちにやって来るコだったんですが、今では呼んでも返事をしてくれなくなってしまって。申し訳ないと思います。でも、もう少し我慢すれば、ちびも少しは落ち着いてくれるんじゃないかと思うんですよね。じろが犬としてのルールを教えようとしてくれていますし」


みぃ(向かって左)ととら(右)は2階が棲み処となってちょっとご不満な様子/©F

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