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あの頃これが欲しかった!ファミコン向けコントローラー『パワーグローブ』

2017.06.30

「パワーグローブ」は、バーチャルリアリティ企業の先駆けである、VPL(Virtual Programming Language) Research社の「Data Glove」の技術を元に作られたグローブです。

https://en.wikipedia.org/wiki/VPL_Research

テレビに専用センサーを取り付けて、右腕にグローブの形をしたコントローラーを装着して、腕や指を動かす事で、ファミリーコンピュータを操作する事が可能です。

商品発表当時、仮面ライダーの死神博士で人気を博した、故・天本 英世氏が出演したテレビCMが、とても話題になりました。

「お~前の~手を~改造~するのだ~!」

その先進的なデザインは、当時の子供達の心を鷲掴みにしました。

一気に未来の世界に到達したかのような錯覚に陥りました。

wikipediaによると、パワーグローブの開発技術の元になった「Data Glove」は、ロール・ピッチ・ヨー(前後、上下、左右の回転)を検出、及び小指以外の4本の指で、8ビットの分解能(装置などで対象を測定または識別できる能力)を測定出来たのですが、廉価版のパワーグローブについては、ロールの検出を行い、分解能は2ビットでした。

手袋に内蔵された、2つの超音波スピーカー(送信機)と、テレビモニターの周りに取り付けられた超音波マイクロホン(受信機)から、40kHzのバースト波(連続した短時間に急峻(きゅうしゅん)な変化をする信号を発し、かつ休み時間があるもの。塊状伝送。)を交互に送信し、音がマイクロフォンに到達するまでの時間を、三角測量計算(基線の両端にある点から点への角度を測定することで、点の位置を決定する事が出来る測量方法。)を行う事で、グローブの動きを割り出していた様です。分かりにくい訳でスミマセン。

https://en.wikipedia.org/wiki/Power_Glove

さて、実際のパワーグローブによるゲームのプレイ内容は実にタイヘンでした。

ゲームを遊ぶために、腕や指を動かしてコントロールする必要がありますが、コレがまた思った様に動いてくれない。ゲームのキャラクターを右に向かせる操作を行ったら、何故か左に向いてしまう事が平気で起こった様です。重たいグローブを装着して、腕を伸ばしながら指を曲げてボタン操作を行うのはかなりの苦行でした。

しかも!同封の説明書には以下の文章が書かれていました。

「PAXパワーグローブはジョイスティックではありません。

まったく新しいテクノロジーから生まれた、ファミコンゲームを楽しむための画期的なコントローラーです。ただ、操作性が大変微妙なため、使い慣れるのに何日か練習が必要です。イライラせず、あきらめないで練習を続けてください。練習によって使いこなせるようになり、今までに無かったゲームとの一体感を得る事ができます。」

なんじゃこりゃ。

こんな駄々っ子極まりない「パワーグローブ」は、あっと言う間に市場から消え、パックスコーポレーションの倒産後は数千円程度で在庫処分されていた様です。

ただし、一部の酔狂なゲーマーの間では、今でも根強い人気があるそうですね…。

あの頃これが欲しかったけど買わないで良かった!パックスのしわざで発売されたファミリーコンピュータ向けコントローラー「パワーグローブ」。
これに懲りずこれからも斬新な周辺機器が出てきてほしいものですね!

※記事中の情報は、記事執筆調査時点のものとなります。
※本記事は、あくまでも筆者の微かな記憶と主観に基づき、飛躍した適当な表現によるエッセイであり、特定メーカーや機種等を貶める意図はございません。
※本記事に登場する、漫画のキャラクターはフィクションです。

文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。
電脳ネタがテーマの漫画を得意とする→http://www.furuyan.com

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