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2017.06.29

夏の肌荒れを起こす「肌荒大気」対処法

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆肌荒れを引き起こす第3の要因は「環境老化」

 ポーラ日本気象協会が肌荒れを引き起こす原因のひとつ「肌荒大気」に関する共同研究の発表を行った。

 肌に影響を与える要因として光老化、乾燥がある。夏は紫外線が強く、冬場だけでなく夏でもエアコンの普及で肌は乾燥しがちとなるが、さらに近年、第3の要因としてPM2.5、黄砂、タバコの煙、花粉などの大気汚染物質による環境老化の存在が明らかとなった。

 肌の角層細胞のひとつの大きさは30μmで花粉とほぼ同じだが、PM2.5、光化学オキシダントなどの大気汚染物質、黄砂は角層細胞よりはるかに小さく、肌の内部に進入やすい。その結果、炎症が起こり肌の生まれ変わりであるターンオ―バーが乱れ、角質の乱れから肌のゴワつき、くすみ、シミ、シワの原因となる。

 肌に与える気象の要素や大気汚染物質の影響を確認するため、ポーラの所有する角層状態のランキングデータで「良い、中程度、悪い」と3分割をしてワースト16道県を絞り、要因について日本気象協会と共同研究を行った。

 紫外線の影響で角層の状態が悪くなったと考えられるのは香川、大分の2県。水蒸気密度の低さ、つまり乾燥が原因なのは北海道、青森、岩手、秋田、群馬、長野の6道県、気象条件で説明できない残りの8県の原因を考察。大気環境基準のある6つの物質の濃度のデータを調査、考察した結果、関連性が明確ではなかった福井県を除く7県は、ポーラの造語で「肌荒大気」と呼ぶ大気汚染物質であることがわかった。

 大気汚染物質の発生源は工場煤煙、人口密集地の自動車の排気ガス等があるが、全国各地の自治体で排出量を規制し、モニタリングを実施するなど対策をしているため、大半が大気環境基準をクリアしている。ただし気象状況や地形においては肌荒大気が生じることがある。

 気性、地形の関係から「肌荒大気」には2つの型があることがわかった。「滞留型」はその地域で発生した肌荒大気がとどまりやすいタイプ。夏は風が1年間で最も弱い季節で、比較的近い場所に山地、山脈があると他の地域に流れにくくその地域にとどまりやすくなる。この条件に当てはまるのが新潟、富山、千葉、滋賀、広島の5県。

「流入型」は他の地域で発生した肌荒大気が流れ込んでくるタイプ。このタイプに当てはまるのが栃木、茨城の2県。東京、千葉など隣接する都市圏で発生する肌荒大気が、東京湾から吹く海風によってこれらの県に運ばれてくる。

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