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2017.06.29

進化したスバルの運転支援技術「アイサイト・ツーリングアシスト」への期待と課題

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 スバル各車に搭載されている運転支援デバイス「アイサイト」がバージョンアップして、「アイサイト・ツーリングアシスト」となった。フロントガラス上部に設置した2基のカメラによるステレオカメラは変わらず、もっぱらソフトウェアのバージョンアップによるものだ。

 最大の効能は、アクティブクルーズコントロール(ACC)が0km/hから120km/hまで使用可能になったことだ。以前のものは、60km/hから100km/hだった。「アイサイト・ツーリングアシスト」のACCは、任意の車間距離を一定に保ったまま前車に追従するだけでなく、ステアリングも制御することによって車線の中央を維持し続けて走り、車線からハミ出しそうになるとステアリングホイールを回して、それを防ぐ。

 つまり、バージョンアップした「アイサイト・ツーリングアシスト」は、加速はACCがコントロールし、その反対の減速は自動ブレーキがコントロールし、車線の中央をキープしながら、前車に追従していくという車線内に収めるコントロールを同時に行なう。

 これからのスバル各車は、0km/hから120km/hまで、車線内に限れば、前後と左右方向のコントロールをクルマ自身が行えるようになったということだ。ステレオカメラのみで作動させる現在のスタイルに落ち着いたのは2008年からのことで、「アイサイト」と呼ばれる前の段階の「ADA」(アクティブ・ドライビング・アシスト)はステレオカメラにミリ波レーダーを組み合わせていた。

 それが2003年に発表され、ADA自体は1999年から開発が始められていた。世界では、ADAのような方式を採る自動車メーカーが多く、ステレオカメラのみという方が少数派だ。

「ユーザーに低価格で提供することが目的です」(開発者氏)

 富士重工業改め、スバル開発陣の狙いはほぼ達成されていて、それは次のように統計にもしっかりと現われている。詳しくはスバルのサイトを参照してもらいたいが、「アイサイト(ver.2)」の有無によって人身事故は61%低減し、追突事故は84%も低減しているのだ。いかに「アイサイト」つまり運転支援デバイスの効果が大きいのかを雄弁に物語っていると言えるだろう。

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