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スペックで見れば3万円ぐらいお得な上海問屋の3way6ドライバーBA型イヤホン『EINSEAR V12/914635』の実力検証

2017.06.29

■Impression

試聴は付属のアンバランスケーブルを使ってMASS-Kobo『model404』に接続しておこなった。イヤーチップは最初から付いていたウレタンフォームのMサイズを使用している。Susan Wong「My LIVE Stories/Desperado」(96kHz/24bit)では、BA型らしい解像度の高さが感じられない。高域も低域もつまった感じで、レンジが狭くマルチBA型とは思えない。ウレタンフォームを使ったコンプライ系のイヤーチップは低域の量感が増えるが、それが高域をマスクすることもあるため、シリコンイヤーチップのMサイズに交換した。するとヌケの悪かった高域がスーッと前に出るようになり、これぞBA型という解像度の高さを見せてくれた。それに対して中低域はさらに細くなり、バランス的には高域寄りになった。低域が出ないのではなく高域の情報量に対して中低域の音数が少なく負けている感じだ。

せっかくMMCX端子を採用しているので、手持ちのシルバーコーティングのφ2.5mmバランス用端子のケーブルに交換。『model404』をバランス接続に切り換えて接続した。同じ曲を再生すると、さらに高域の解像度が上がっている。Yuji Ohno & Lupintic Five with Friends「BUONO!! BUONO!!/THEME FROM LUPIN III 2015〜ITALIAN BLUE ver」(48kHz/24bit)を聴くと音像定位、音場感ともに問題ない。しかし、帯域バランスはさらに高域寄りに、というか低音の量感が減ったようだ。バランスを考えると純正ケーブルの方がいいかもしれない。または、もっと中低域の量感を出せるケーブルと組み合わせるのがベスト。

上海問屋『EINSEAR V12/914635』は能率が高く、スマホなどでも鳴らしやすいマルチドライバーBA型イヤホンである。MMCX端子を採用してリケーブルも楽しめる。3Way構成だが超ワイドレンジということはなく、バランスはかなり高域寄りである。解像度の高い高域が好きな人なら問題ないだろうが、中低域好きな人に合わないと思う。特に中域が薄い。プレーヤー側のイコライザーで低域を持ち上げるか、コンプライ系のイヤーチップを使う、リケーブルするなどの対策が必要になるだろう。


バランス接続対応にリケーブルしてシリコンイヤーチップを使うと高域が高解像度になった。

文/ゴン川野

オーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

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