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2017.06.23

Amazon VS Google「AIスピーカー」開発競争の行方を占う

話しかけるだけで、家電の操作や各種サービスが利用できるスピーカー端末が、米国で大ヒット中だ。日本での発売も噂されているが、いったい何がそんなにすごいのか、先行する2社の最新動向をチェック!

会話型AI

◎音声で家電を操作できるAIアシスタントに注目!

 家電の国際見本市CESで、今年最も話題を集めたのがAmazonの音声認識&AIアシスタント「Alexa(アレクサ)」だ。筒型のスピーカー端末『Amazon Echo』に話しかけるだけで、家電やクルマの遠隔操作、Amazonへの注文のほか、様々な提携サービスが利用できるというものだ。

 Appleの「Hey! Siri」やGoogleの「OK Google」のように、音声認識技術は以前からスマートフォンに搭載されてきた。「Alexa」だけ、なぜこんなに注目されるのか。IT事情に詳しい湯川鶴章さんによれば、「『Amazon Echo』を使い〝音声だけ〟で全部でき、タッチ操作が不要という点がこれまでと違う」という。加えて「Alexa」のプラットフォームはオープンで、事業者が参加しやすい。実際にCESでは、新たに700を超える家電やサービスが「Alexa」につながると発表された。すでに巨大なエコシステムができつつあるのだ。

 一方、スマートフォンで音声認識技術を提供してきたGoogleも、昨年「Googleアシスタント」というAIアシスタントを発表。これが利用できるスピーカー端末『Google Home』を発売している。スマートフォンでの蓄積もあり、「音声の認識率だけでいえば、Googleのほうが高いのでは?」と湯川さん。Googleには、GmailやGoogleカレンダーといったパーソナライズされたサービスもある。「これらがAI、さらには家電とも結びつき、ユーザーをアシストするようになれば、かなり便利になる。まだ逆転の可能性は十分ある」と分析する。

 両者とも日本語には未対応だが、一部では年内の国内発売も噂される。もし上陸となれば、日本の家電メーカーも対応せざるを得ないだろう。一方、最近ではLINEも、新たなAIプラットフォーム「Clova(クローバ)」を、日本と韓国から展開すると発表。初夏にはこれに対応する端末も発売予定だ。音声認識&AIアシスタントを巡る攻防がおもしろくなってきた。

湯川鶴章さん
ITジャーナリスト

湯川鶴章さん
時事通信編集委員を経て独立。近年はAIに着目し、ニューズウィーク日本語版オンラインなどで関連記事を執筆。

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