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初代『Surface』発売からわずか数年で一流のプロダクトメーカーに昇りつめたマイクロソフトのものづくり戦略

2017.06.23

■開発のチームが共有する日本とドイツのモノづくり思想

5/26の発表時のプレゼンでプロダクトを統括するマイクロソフト コーポレート・バイス・プレジデントのPanos Panay氏は日本の“モノづくり”の思想や、ディテールに対するこだわり、妥協しない姿勢などが、Surfaceの設計に活かされていると語った。今回はPanos氏とともにデザイン面でSurfaceの開発をリードするRalf Groene氏に同社の開発思想を詳しく聞いた。

「Panosと私はクラフトマンシップの哲学を共有しています。彼は昔、日本の会社で働き、モノづくりを学びました。私の場合はドイツのフォルクスワーゲン社の近くにある工具メーカーでモノづくりの“パッション”を学びました。このいいものを作りたいというこの“パッション”をチーム全員で共有していることこそ、Surfaceが成功している秘訣でもあると思います。プロダクトの開発チームは最初は小さいチームでした。でも、今ではとても大きなチームになっています。それでもワンチームとして、Panosの元でビジョンを共有し、情熱をもって開発を進めているからこそ、こうしてスピーディーに新しいデバイスを皆さんに届けられるのだと思います。

プロダクトの開発に当たっては日本語でいう“トキメキ”を重視しています。実はドイツ語にもこれと似た言葉があるんです。開発過程で出たアイディアはすべて一つに集約されます。もちろん突拍子もないものも含めてです(笑) その無数のアイディアを精査していると誰もが心から“トキメキ”を感じるアイディアがある。その時に感じた“トキメキ”が製品化する過程でなくならないようにすごく大事にしています」

■具体的なこだわりのポイントどんなところなのか?

「例えば『Surface Pro』の場合、見た目は前モデルとあまり変わっていないように見えるかもしれませんが、細かいアップデートが施されています。例えばタブレットの周囲に廃熱の出口が見えていましたがこれをも目立ちにくくしています。エッジのカッティングやディスプレイと本体のつなぎ目もより滑らかに、駆動音を押さえつつ、スピーカー性能は向上させています。また、日本やディズニーのアニメーターから絵を描くときは15度か20度くらいの傾きがベストというフィードバックをもらい、今回のモデルではその角度でも安定するようにスタンドを調整しました。実は新モデルでは新しいパーツを全部で800以上使っています。そのうちヒンジとこのキックスタンドだけでも40以上の新パーツを使っているんです。

また、『Surface Laptop』のキーボードで新たに採用したアルカンターラ素材も数々のトライ&エラーを重ねて生まれました。以前のSurfaceではキーボードにマイクロファイバーで柔らかい素材を使っていました。日本のユーザーから汚れやすいというフィードバックもあり、今回は汚れにも強い素材になっています。Building87で数百以上のプロトタイプをかなりの時間をかけて作ってたどりついた形なんです」

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