
■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~ アメリカの人気クラフトビール「アンカー」の限定IPAを飲みくらべ
ビールが好き、もっと知りたい&楽しみたい。でも、マニア向けのものは結構、とは言っても当たり前の話は知ってる。そんな、粋でイケてるビールファンに贈る、なんでもありの読み物です。語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話をお楽しみください。
「クラフトビールっておいしいですよね!」と、そこにはいろんなスタイルがあることすっとばして、みんな飲んでるみたいだからと乗っかる「なんとなくビールファン」でも、「IPA」という単語は聞き覚えがあるようで。しかし、それこそなんとなく「IPAっておいしいですよね!」と言ってるのではないのかと思ったら、「なんでIPAって言うか知ってる?」と訊ねてみるといい。けっこうな確率で答えられないはず。
そんな人には、インドの関係から説いていこう。僕はかなりのIPAファンなので連載当初に書いたのでどうぞ。
■「IPA」って何のこと?知られざる苦いビールとインドの関係(2016.03.11)
そして、ベルギービールが主戦場である僕だけど、アメリカのクラフト寄りな銘柄も好き。しかしこれが、クラフト系ビアバーで生ならいろいろと飲めるけど、家でボトルでとなるとあまりなく、すると、手に入りやすいアンカーだ。これもまたワイルドなテイストが好みで、連載で2回紹介。
■“ザッツ・アメリカン!”なアンカービール3種飲み比べ(2016.05.06)
■ビールもやっぱりアメリカ・ファースト!?アンカーの新作3種飲み比べ(2017.01.31)
このアンカー社の代表銘柄は、1975年に建国200周年を記念して作り始めたのが、王道的に評判の高いこれ。
このビールは、古い歴史があるにも関わらず、20世紀前半に衰退したIPAへのオマージュとして復刻された、というぐらいだから、アンカーとIPAの関わりは深いわけだし、僕がもともとアンカーのビールが好きなものそういうことと納得。
そのアンカーが、ついに昨年IPAを出した。いかにもアメリカンなネーミング。ゴーウエスト!
連載でインプレッションを書いたが、正直、僕にはいまひとつIPAっぽいパンチがないと感じて物足りなかった。
しかーしこの春、さらに追い討ちをかけるように2銘柄が限定醸造され日本にも!
■アンカー リバティエールIPA
■アンカー ブラックベリーデイズIPA
「リバティエールIPA」は、「リバティエール」に2種類のホップを加えるなどして、IPAスタイルに仕上げたものだ。
「ブラックベリーデイズIPA」は、ニ次発酵時にブラックベリーを加えるという画期的なビール。
両方売り切れてるけど、また新たな銘柄を含めて入荷をチェックしておきたい。アンカーはアメリカのビールだが、常時「ベルギービール・ジャパン」に入って来てるので、メルマガ登録しておくと常にマークできる。他のアンカーのラインナップはこれ。
ではインプレッションをどうぞ。
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