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2017.06.20

【Kazuquoママの銀座の夜話】伝えるということが難しい時代

【伝えるということが難しい時代】

銀座六丁目のとあるビル。多くの名士が集まる会員制バー「銀座ルーム」で夜な夜な繰り広げられる人間模様から、男子と女子の二つの感性の間で感じた夜の戸惑いからひらめく助言とエールを綴ったエッセイです。

 忖度(そんたく)という言葉をよく耳にする今日この頃。まだまだ知らない日本語がたくさんあるなあと感心させられました。銀座ルームで知り合ったお客様同し、仲の良い時ばかりではありません。そりゃ人間同しですから、意見の食い違いや多少の言い合いもあるでしょう。たまにはこんなことも。

「ママ、実はさ、この前○○さんが、○○してて、でもそれが間違ってて・・・」的な今日は来店していない○○さんをネタに笑い話になっていました。まっ、面白い出来事だったのですが、捉え方を変えれば、仲間外れを助長するような空気にも感じられなくはなかったのです。

「ねえ、それで、○○さんにそのことを注意してあげたの?」

「えっ、そんなこと言えないよー」

「どうして?それじゃ、○○さんが陰で笑い者になっちゃうじゃない。タイミングを見計らって、そっと注意してあげたら親切だと思うわ。この店では、本人に直接言えないことは棺桶まで持っていってほしいの」

 この人も決して○○さんを小馬鹿にしているつもりはないのかもしれないし、自分のことを棚にあげてと逆に避難されるのではないかと躊躇してしまう気持ちもわかります。人に意見をする、アドバイスをする、注意をする、まっ、なんでもいいのですが、人に物を申すということがいけないような雰囲気の時代な感じが私は気がかりなのです。

 私の記事を読んで、様々な意見を持たれることでしょう。匿名だと様々なご意見をネット上に寄せてくださるのですが、名前を名乗り面と向かって意見を伝えてくださる方はそう多くはありません。私だって、他者からの意見は勉強にもなりますし、ありがたいと思うことも多々あります。

 ただ、私は決して反論することはしません。それは、どんな意見も正しいと私は思うからです。いろんな意見があって当然です。ご指摘の通りだなあと思えば、参考にさせてもらいより良い自分になれるよう努力もできるわけですし。自分の浅はかさを思い知らされもします。なので、わたしも出来る限り自分の意見は言うようにしていまが、最後に「○○○○と私は思います」と自分の意見であることを明確にお伝えするように努力しています。

「忖度する」

 忖度って、相手の気持ちを推し量ること……。読み方も解釈も今ひとつ私には難しいのだけど、心から湧き上がる意見、言葉、思いを押し殺してまでするようなことが忖度というのであれば、それは自分を粗末にしているのでは?と私は思うのです。

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