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2017.06.17

「磨いている」と「磨けている」は全然違う!歯科医に聞く歯周病の怖い話

6月に入り、気温と共に湿度も上昇。梅雨入りが間近であることを実感させる気候となってきた。ちなみに気象庁が発表した「梅雨の時期に関する気象情報」によれば、関東甲信地方の梅雨入りは平年で68日頃。梅雨明けは721日頃と予測されており、これから少なくとも1か月は天候の変化に加え、本格的な夏の到来を前に生活習慣や体調管理に注意する必要がある。そんな6月にあって、私たちの口腔の健康増進を目的に64日から10日まで設置されているのが「歯と口の健康週間」だ。

その歴史は意外に古く、日本歯科医師会が『むし歯予防デー』を制定した1928年にまで遡る。これが1939年に「護歯日」に変更され、戦後の1949年に「口腔衛生週間」が制定。その後、厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が1958年から「歯の衛生週間」として、むし歯のケアを中心とした啓蒙活動を展開していたが、2013年から現在の「歯と口の健康週間」となった。
※民間団体の日本記念日協会が64日を「虫歯予防デー」に制定している。

では、なぜ厚生労働省などでは名称を変更したのか。実はその背景には、近年の日本人が歯を失う理由の変化が大きく影響している。

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厚生労働省の調査によれば、歯を失う原因で最も多かったのが歯周病で42%。以下、むし場が32%、破折が11%と続く。つまり長く歯の健康を保ちたいのであれば、今やむし歯よりも歯周病をケアすべき、ということになる。しかも状況は深刻だ。初期症状を含めた歯周病の総患者数は3315000人で、その有病率は20歳代で約70%、3050歳代は約8060歳代では約90%に達するというデータもあるからだ(いずれも厚生労働省「平成26年度患者調査の概況」より)。

では、歯周病はどのように予防すればいいのか。歯周病が私たちの健康に及ぼす影響も含め、歯科医でハピュアデンタルクリニック院長の下田有華さんにうかがった。

---まず歯周病とは、どんな疾病なのですか。

下田さん 歯周病はわかりやすく言うと、歯を支えている骨を溶かしていく病気です。歯と歯ぐきの間に細菌が溜まっている状態が続くと、歯ぐきが炎症を引き起こし、赤く腫れてきます。それが進行すると、今度は歯を支えている骨を溶かして、最終的には歯が抜けてしまいます。

---では、どのように予防すればよいのでしょうか。

下田さん 口の中に残った食べ物かすは分解されて歯垢となり、歯周病の原因菌はここをすみかにします。それによって歯茎のはれなど(歯肉炎)が引き起こされ、やがてあごの骨を溶かす歯周炎へと進行していきます(※)。つまり、歯周ポケットをきちんとケアして、歯垢を残さないことが予防の基本となります。
※初期症状の歯肉炎と、進行した状態の歯周炎を総称して歯周病と呼ぶ。

---ということは、毎日のブラッシングが重要ですね。

下田さん 歯周ポケットに歯垢が溜まらないように、きちんとブラッシングすることですね。でも、正しいブラッシングができていない方も多い。ご自分では磨いているつもりでも、診察すると全然磨けていないケースがよくあります。「磨いている」と「磨けている」は違う、ということを理解していただきたいですね。

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下田 有華・ハピュアデンタルクリニック院長
一般治療に加え、積極的にホワイトニングや審美においても最先端の技術を学ぶ。カウンセリングを重視して、個々に合った診療方法の提案と実践を重視している。http://www.hapure.net/

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