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『XC90』並みに完成度の高いボルボの新型SUV『XC60』

2017.06.16

■商品として魅力的か ★★★★(★5つが満点)

 とても魅力的だ。今度の『XC60』のフルモデルチェンジの勘どころは、旧型や『XC90』の運転支援技術を1段階アップデートしたことにある。1段階とは、これまでのボルボ各車が装備していたいくつかの運転支援デバイスにステリングアシストを組み合わせたことだ。

 例えば、前回取り上げた「BLIS with steering assist」。これまで「BLIS」を光らせること(だけ)で、ドライバーに後方から勢いよく接近してくるクルマやバイクの存在を光の点滅で警告してきたが、それをステアリングアシストと組み合わせることによって、衝突からの回避をクルマが助けてくれることになった。もちろん、光の点滅によってもドライバーを覚醒する「BLIS」の効果はこれまでも大きかった。それをさらに発展させたのが『XC60』なのだ。

 同じように、車線をはみ出して向かってくる対向車との衝突を回避するために、これまでは警告音と表示だったのを、クルマもステアリングホイールを回す運転支援を行うことによって、事故の可能性を少しでも減らそうともしている。運転支援に関する技術とデバイスは日進月歩で進化しているから、他のクルマもすぐにキャッチアップしてきて、この『XC60』の優位も長くは続かないかもしれない。しかし、それだからこそ、さまざまな安全技術とデバイスをまず最初に商品化してユーザーに届けようとするボルボの昔からの姿勢には大いに共感したい。

 コネクティビティの先進性も最近のボルボ各車の長所と魅力のひとつだ。クルマがインターネットに接続してユーザーが得られるメリットがよく吟味されている。★5つの満点を付けてもおかしくない仕上がりだったが、日本仕様の詳細がまだわからないので★をひとつ保留しておく。

 それにしても、SUVのジャンルには次から次へと新車が投入され、それぞれのキャラクターと魅力が明快で、完成度も高い。活況を呈しているというのは、こういうことなのだろう。

■関連情報
https://www.media.volvocars.com/global/en-gb/media/pressreleases/204954/volvo-cars-reveals-new-xc60-premium-suv

文/金子浩久

モータリングライター。1961年東京生まれ。新車試乗にモーターショー、クルマ紀行にと地球狭しと駆け巡っている。取材モットーは“説明よりも解釈を”。最新刊に『ユーラシア横断1万5000キロ』。

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

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