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2017.06.16

『XC90』並みに完成度の高いボルボの新型SUV『XC60』

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 フルモデルチェンジしたボルボのSUV『XC60』。昨年発表された兄貴分の『XC90』とは、横から見た印象は趣きが異なるが、正面や後ろ姿などは共通したものを持っている。ドイツ車でも日本車でもない、独自の個性をうまく出している。『XC60』にはスペインのバルセロナ近郊で乗った。印象的なのは、静かで、柔らかな乗り心地が高級感をだいぶ高めていることだった。

■機械として優れているか ★★★★★(★5つが満点)

「90」と「60」だから、「60」は普及版かと予想していたが、これがなかなかどうして「90」に負けない立派な走りっぷりだったのはうれしい驚きだった。高速道路など直線主体のところではフラットな姿勢を保ちながら淡々とクルージングしていく。一般道や山道などに降りて、カーブを走る時には左右にロール(傾き)を伴いながら曲がっていく。これがスポーティネスを売り物にしているSUVだと足回りを引き締めてあるので、ロールも小さく、硬めの乗り心地になってくる。

 スポーティーもいいけれど、柔らかくコーナーをいなしながら曲がっていく感覚も独特のもので、クセになる。長く付き合うのならば、こうしたタッチの方が間口を広く受け止めてくれるはずだ。乗せられている人も安らげる。試乗車はオプションのエアサスペンションを装着していたので、その効能も大きかったのかもしれない。購入する際には大いに検討に値する。

 だからといって、遅いわけではない。バルセロナではどちらも2.0L、4気筒のガソリンの「T6」とディーゼルの「D5」に乗ったが、それぞれ交通の流れをリードするに十分なパワーを持っていて、何の不満も抱かされることはなかった。特に「D5」は低回転時のレスポンスを向上させる「エアパルス」という新機構が組み込まれ、その効能が明確だった。

 どちらのエンジンにも組み合わされる8速ATが賢く、状況に応じてキメ細かく変速を行い、場合によってはハンドル裏のパドルを使ってマニュアル変速すれば事足りてしまう。それもあって、加速性能で不足を感じることはなかった。後席の広さや静粛性、居住性も申し分ない。トランクルームの容量も十分で、収納についての工夫も車内のあちこちになされている。

 

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