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会社を否定し続ける中途入社社員の複雑な心理(2017.06.19)

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■連載/あるあるビジネス処方箋

私が取材したり、仕事などで知り合う人の中には、中途採用で入社した人が多い。この10年でも、50~150人ほどはいる。年齢では20代後半から40代前半までが多く、9割は男性だ。出版・業界紙、スポーツ紙、広告から、メーカー、金融、専門商社、小売、ITなどの業界にわたる。

これらの人と話すと、6~7割は現在、勤務する会社のことを否定的にとらえる。例えば、「人事評価があいまい」「実力主義には、なっていない」「社員のレベルが低い」などだ。

これは理解しがたいことだが、何らかの不満を抱え、辞めたはずの前職のことを「社員の質は高かった」「上司は仕事ができる人だった」と言い始めることがある。

今回は、中途採用で入り、今の会社を否定し続ける人の複雑な心理を私の取材経験をもとに紹介したい。

■不満

今、職場で強烈な不満をもっているはずだ。可能性として高いのは、自分の扱いや処遇である。例えば、30代前半になり、同世代の中から課長になる人が現れる。その多くは新卒で入社した、いわゆる生え抜きの社員たちになる。だが、自分は昇格できなかった。

私が接した中途採用試験で入った人は、そのことを素直に認めることができない。「俺のほうが、実力がある」と思い込んでいるフシがある。実際、これに意味合いが近いことを私に話す。少なくとも、自分の扱いと、同世代の社員の扱いに差を感じ、それを受け入れることができていない。

中途採用で入った人が処遇の差に不満を持つのは、ある時期までは仕方がないことなのだ。ほとんどの会社で、程度の違いはあれ、中途採用試験を経て入社する人が遭遇する。しかし、その現実を受け入れることができない。とはいえ、ほかに会社に転職する力がない。会社を創業する力は、もとよりない。結局、今の会社に残り、様々な理由をつけて否定することで、自分の心の傷をいやそうとしているのだ。

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