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2017.06.15

『COMPUTEX TAIPEI 2017』で見えてきたスマホの終わりとPCの復権

■連載/小口 覺のスマートフォンハックス

 台湾で開催されているCOMPUTEX TAIPEI 2017の取材に来ています。

 COMPUTEXはもともとコンピュータ関連の見本市でしたが、近年はスマホを始めとしたモバイル、IoT、ゲーミング、VR、AIなど幅広くテクノロジーが紹介されるイベントになっています。今年はちょっとした異変がありました。スマホ関連の新製品発表が少ないのです。昨年、ZenFone 3シリーズを発表したASUSは、PC5製品を発表しましたが、スマホの発表はなし。材料調達などによる発表タイミングとのズレも考えられますが、ZenFone 4の噂があっただけに、スマホに期待していた人は肩すかしを食らうことになりました。

 少し前に、「スマホはPCの3倍速で歴史刻んでいる」という仮説を立ててみました。今年は日本でWindowsが認知され始めたWindows 3.1から今年で25年、スマホが認知され始めたiPhone 3GSから8年になります。パソコンが成熟したのは、Windows XPの頃ですが、Windows 3.1から数えて9年。スマホが成熟期に入ったのはiPhone 5の頃で、3GSから3年。ちょうど3倍の速度になっているのです。そして、今は共にコモディティ化しまくって、新製品の話題が一般の人の間で盛り上がるようなことは少なくなってきました。

 とはいえ、CPUなどのテクノロジーは着実に性能アップを遂げていて、COMPUTEXでも発表が相次いでいます。そして、そのパワーが発揮されるのは、PCゲームやVRといった分野です。デルはVR対応の27型オールインワンパソコンを発表。家庭でも気軽にVRが楽しめる時代が到来しています。

 もちろん、スマホも進化が止まったわけではなく、ARデバイスやIoTのコントローラーとしてなど、今後もいろいろなサービスやコンテンツとリンクして進化していくのでしょう。台湾では、スマホ・ケータイのことを「手機」と言いますが、まさに常に手にしている機械としてのメリットはいまだ強いのです。

 今年の台湾も暑いです。この季節、昔ならうちわや扇子を手にしていたはずですが、皆スマホですからねー。

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