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2017.06.15

開業医が余る〝医師過剰〟時代がやってくる?

高齢化、少子化が進み、過疎地では医師不足が叫ばれる一方で、医師過剰時代がやってくるとも言われているが、実際のところ、どうなのだろうか。医師専用のコミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピアが昨年、会員医師を対象に、「医師過剰時代は本当に来るか?」についてのアンケートを実施したところ、7割の医師が「大都市圏のみ医師過剰になる」と回答したことがわかった。

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■7割の医師が「大都市圏のみ医師過剰になる」と回答

「医師過剰時代は本当に来るか?」の質問に対し、4022人の医師が回答した。結果、7割の医師が「大都市圏のみ医師過剰になる」と回答。都市部で働く医師、地方で働く医師、ともに「医師数が増えても、地域での医師の偏在は解消されない」という意見が多く見られた。「全国的に医師過剰になる」と回答したのは13%であった。「人口が減少しているのに医学部の定員が増えている」ことを理由に挙げる声が多く、「特に開業医が過剰となる」という意見もあった。

一方で、「医師過剰にはならない」と回答した医師も15%いた。コメントを見ると、「以前から医師過剰時代が来ると言われていたが、結果過剰にならなかった」、「医師の働き方の変化や離職の増加などで、医師数が増えても過剰にはならない」という声が多かった。「医師不足になる」と回答した医師はわずか2%であり、「医療の高度化と専門分化によって、より多くの人手が必要になる」という意見があった。

「医師過剰時代は本当に来るか?」についてのアンケート

「医師過剰時代は本当に来るか?」についてのアンケート

■「全国的に医師過剰になる」と回答した人の主な声(514件)
・団塊の世代に合わせて医師を養成しているのだから、団塊の世代がほぼ消滅する2035年以降になれば、当然、医師は過剰になる。これに、ITやロボット技術の進歩を加えれば、相当深刻な医療提供者の過剰時代が来る(60代、消化器内科、兵庫県)
・当院では高齢者の数は頭打ちで減ってきています。団塊の世代が亡くなった後は全国的に医師過剰になるのではないかと危惧しています(50代、アレルギー科、北海道)
・人口減少しているのに医学部を増やしているので当然過剰になり、歯科医師、弁護士と同じ運命をたどる(50代、一般内科、その他)
・始めは大都市が過剰になるが次第に地方に分散することになるだろう。よって、最終的には全国的に過剰になって行くのではないかと考えます(40代、小児科、岩手県)
・病院の数が減り勤務医は減るが、開業医が増えるでしょう。(50代、呼吸器内科、山口県)

■「大都市圏のみ医師過剰になる」回答した人の主な声(2820件)
・北海道在住です。以前、道東の僻地にいた時には医療過疎を切実に感じましたが、5年前に札幌に出てきて今は医師過剰を感じます(50代、腎臓内科・透析、北海道)
・現在も平均すれば、実は過剰なのではと思います。偏在しているだけかと。偏在しているが故に、私の現在いるような田舎では、医師は足りません。大都市でも開業医は、もうとっくに飽和しているかと(50代、精神科、広島県)
・このままの状態で医学部卒が増えるならば増加すると考えられる。しかし、現在のいわゆる僻地へ行く医師数はあまり増えることは期待できないので、都市部に集中することとなると思われる(70代、小児科、北海道)
・私が学生だった時に医師は余っているからいらないと言われましたが、研修制度が変わり、急に医師が足りないと言われだしました。偏在しているのだと思います(30代、精神科、大阪府)
・かなり前から過剰になるといわれているが、地方ではいつまでたっても医師が足りているとは言えない状態が続いている(50代、小児科、群馬県)
・大都市およびある特定の診療科では過剰になるかもしれませんが、少なくとも病理では過疎状態が続くと思います。(50代、病理、神奈川県)
・少なくとも、質を重視した医療現場、医師の負担が重過ぎない労働環境を真面目に考えたら、今の倍いても現場目線ではまだまだ足りないと思っています。ただし、都市部に偏る傾向はあり、実際問題ローカルに医師が余る現象はありえるは思いますが(40代、小児科、埼玉県)

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