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2017.06.18

フランス車の真髄が堪能できるスポーツハッチバック『メガーヌ ルノー・スポール』

 今、ルノーのスポーツカーが売れている。スポーツハッチバック『メガーヌ ルノー・スポール(以下R.S)』を手掛けるルノー・スポールは、端的に言ってしまうと、F1やWRCラリーカーなど、ルノーのモータースポーツ車両の開発部隊だ。しかも、市販車のチューンも行なっている。同社のクルマづくりの信条はというと「モータースポーツ直結」と「本当に速いクルマは公道でも安全で楽しい」である。

『メガーヌ R.S』がドイツのニュルブルクリンクサーキットで、FF車市販車最速記録を2度更新していることは、自動車ファンの間では周知の事実だ。このほかに、ターマックラリー専用の「N4」マシンは、欧州ラリー選手権などで4WD車と互角の走りを見せていた。サーキットだけでなく、公道を走るラリーでもその強さを発揮しているのもノウハウが豊富な証拠だ。

 

 そして『メガーヌ R.S』の凄さはというと、それは走りの性能向上のために過度な電子制御などを用いていないことにある。エンジン、サスペンションなどは最少限に手を加えただけ。あとは、2.0Lターボの制御、トルクステア排除のためにフロントサスにダブルアクスル・ストラットを採用し、ヘリカルLSDやブレンボ製ブレーキを装着した。リアにはロール剛性の高いトーションビームを組み合わせた。重心が低く、空気抵抗も小さいボディーは高剛性だ。

 

 ボディーに関しては〝FF市販車最速〟を争っている国産某車と比較してみると、空力付加物が、すごく少ないことに気づく。それだけノーマル車のボディーの空気抵抗の少なさが、レースシーンでも通用するということでもある。今回、紹介するのは『メガーヌ ルノー・スポール 273 ファイナルエディション』。

 実は、現行の『メガーヌ』は本国では生産を中止し、次期型に移行している。次期型はボディーが大型化し、現行型のような一体感にやや欠けてしまったのだ。そこで走ることが好きな人たちに最終生産型の『メガーヌ ルノー・スポール』の価値が再認識されているのだ。

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