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「チャレンジしなければ、現状は変わらない」岡崎慎司の思考術

2017.06.10

■チャレンジしなければ、現状は変わらない

「岡崎、ブンデス復帰か?」

 1月上旬、ドイツのクラブが試合出場機会が減った僕の獲得に乗り出したというニュースが流れた。確かに昨季に比べたら、出場時間は短くなった。

「きっと岡崎は今、試合に出られず苦しんでいるのだろう」と世間の人たちが思っているだろうと想像はできる。しかし、実はそういうのとは裏腹に、僕の中ではすっきりしている。

 海外でプレーしていれば、試合に出られない時期があるのも当然のこと。大事なのはそういう時間をどう過ごすかだ。いかに我慢できるかだから。

 試合に出られない、思うようにいかない我慢の日々は〝壁〟と表現される。自分の力不足、課題を突きつけられる現実もまた〝壁〟なのかもしれない。

 その〝壁〟を強く意識することもあるけれど、時間がたってから「あの時が〝壁〟だったのか」と思うことのほうが僕は多い。

 我慢の日々自体が、僕にいくつものモチベーションを与えてくれるから、やるべきことがたくさんあり、〝壁〟を見つめるような余裕もないから。

 例えば、清水エスパルスでプロになっても数年間、僕はトップの試合に出られなかった。なかなか変わることのない自分が立たされた状況をマンネリと考えることもできた。

 だけど、そういう時であっても、常にチャレンジすることを忘れなかった。課題があり、モチベーションがあるから、意識することなく、自然とチャレンジできたのだと思う。

 状況は誰かが変えてくれるのではなく、自分が変えていくもの。その状況から抜け出すためには、自分から仕掛けていく、そういう挑戦を続ける。そんな我慢の日々が自分の成長につながるんだと僕は考えている。

 アルバイトの経験もない僕は、プロサッカー選手以外の職業に就く人たちの日常を知らない。「毎日同じことの繰り返し」という人もいるかもしれない。でもチャレンジすることで、変化は生まれるし、モチベーションを持って、挑戦し続けている人たちには、進化という変化が訪れるんだろうと思う。

1月22日のサウサンプトン戦
1月22日のサウサンプトン戦では、吉田麻也との日本人対決が実現。公式戦3試合ぶりに先発した岡崎は、4-3-1-2のトップ下で起用された。

岡崎慎司

1986年4月16日、兵庫県生まれ。05年清水エスパルスとプロ契約。08年北京五輪出場後、日本代表に初選出。10年W杯南アフリカ大会出場。11年ドイツ・ブンデスリーガ、シュトゥットガルトへ移籍。’13-’14シーズンはマインツでプレーし、欧州主要リーグ日本人最多シーズン得点記録となる15ゴールをマーク。14年W杯ブラジル大会に出場し2大会連続得点を決めている。15年夏イングランド・プレミアリーグのレスター・シティFCへ移籍。’15-’16シーズンプレミアリーグ優勝。2016年12月、AFC(アジアサッカー連盟)国際最優秀選手に選ばれる。

構成・文/寺野典子 撮影/乾 晋也、アフロ

※データは2017年1月30日現在のものです。

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