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【開発秘話】年間販売目標を5日で達成したオートバックスの急発進防止装置『ペダルの見張り番』

2017.06.12

■連載/ヒット商品開発秘話

 アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進が原因の事故が、社会問題化している。このような中、クルマの急発進を防止するとして注目を集めているのが、オートバックスセブンの『ペダルの見張り番』である。

 2016年12月5日に発売された『パダルの見張り番』は、全国に500店舗以上あるカー用品店『オートバックス』でのみ売られている急発進防止装置。高齢者や運転に不慣れな人たちによる、アクセルとブレーキの踏み間違いによって起こる重大事故を未然に防ぐ。本体、取り付けハーネス、取り付け工賃込みで39,999円(税別)で、100車種以上の国産車に対応。期間限定で、購入者に保険付帯サービスもつけている。年間1000個を目標に販売を開始したところ、発売開始5日目で目標を達成。現在でも月1000個近いペースで売れ続けている。

■クルマの急発進を抑制

『ペダルの見張り番』は、OAC(オーバーアクセルキャンセラー)とBOS(ブレーキオーバーライドシステム)という2つの機能を搭載している。

 OACは踏み間違いを防止する機能。停止時と徐行時にアクセルが急激に踏み込まれ、クルマの車速信号とブレーキ信号の異常を検知した場合、急発進しかけたクルマを強制的にクリープ現象の状態にしてしまう。制御のレベルは、ドライバーが3段階で設定でき、作動時にはブザーで警報音を鳴らす。


OACの仕組み


制御レベルは、運転席付近に設置するこのスイッチで変更する

 一方BOSは、アクセルとブレーキが同時に踏まれた場合に必ずブレーキ動作を優先させるというもので、作動時はブザーで警報を鳴らす。

 企画を担当した松井亜希子さん(TOB・WS商品部ホイール・スポーツ商品グループ バイヤー)は、「同時に踏むことなどあるの? と思うかもしれませんが、ペダルとペダルの間隔が狭い軽自動車を、足の大きな男性が運転したときや、女性が冬場にムートンブーツを履いて運転したときなどは、ブレーキだけを踏んだつもりでもアクセルに足がかかっていることがあります。また、高齢者の中には、左足でブレーキを踏む人がおり、アクセルとブレーキを一緒に踏んでしまうことがあります」と話す。ブレーキを踏んでいてもアクセルに足がかかっていればクルマは進むので、BOSは搭載されることになった。

 また、松井さんとともに企画に携わった小林協太さん(TOB・WS商品部ホイール・スポーツ商品グループ バイヤー)によれば、『ペダルの見張り番』はアクセルを電子制御するクルマが対象で、ワイヤーで機械的に制御するクルマには装着できない。取り付けは、アクセルやブレーキの信号線に接続するだけだという。


オートバックスセブン
TOB・WS商品部
ホイール・スポーツ商品グループ
バイヤー
小林協太さん

松井亜希子さん

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