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2017.06.11

ムダづかいを抑える7つの知恵

過去の“銭失い”体験は思い返さないほうがいい!?ムダ遣いを抑える7つの秘訣とは

 個人の収支計画を狂わせてしまう最も大きな原因のひとつがやむにやまれぬ衝動買いだ。実際に店舗で見て思わず飛びついてしまうのはもちろん、あまり自覚のないネットショッピングが知らず知らずかさんで月の支払いに驚くケースもあるだろう。そんなことにならないためにも、過去のショッピングの“大失敗”をときおり思い返せば、買いたい気持ちを戒められると考えられるのだが、実は過去の“失敗の反省”にはあまり意味がなく、むしろ衝動買いに再び火をつけてしまう危険な行為だというから驚きだ。

■過去の“失敗の反省”はしないほうがよい!?

 過去の“失敗”から教訓を学び、再び同じミスを繰り返さないというのが、叡智ある人間の態度であるということに異を唱える人はあまりいないのではないだろうか。もちろん誰だって同じ過ちを2度と繰り返したくないものだが、一方で現実には同じようなミスを自分あれ、他者であれ、何度も繰り返していることに気づかされることもある。これは過去への反省が足りないということなのだろうか? とすれば歴史学者のように一度過去の失敗を詳細に検証してみようとさえ思えてくるが、しかし新たな研究では、過去の失敗はあまり思い返さないほうが良いという意外な指摘がなされている。

 米・テネシー州ナッシュビル市のヴァンダービルト大学のケリー・ホーズ准教授が主導する研究チームが昨年「Journal of Consumer Psychology」で発表した研究は、過去を思い出して未来の指針にすることは、常に有効な手段というわけではないと主張している。これは“失敗の反省”をしなくてもよいということなのだろうか?

 研究チームは実験参加者に、過去の消費行動の記憶を数多く思い出してもらう実験を行なっている。参加者はグループに分けられ、一方のグループには衝動に支配されずに“いい買い物”をした経験を思い浮かべてもらった。もうひとつのグループには欲望に負けて購入してしまった“銭失いの買い物”をなるべく多く思い出してもらったのだ。

過去の“銭失い”体験は思い返さないほうがいい!?ムダ遣いを抑える7つの秘訣とは
Futurity」より

 その後、参加者たちはクレジットカードを使った買い物のシミュレーションを行なった。すると“銭失いの買い物”を思い出したグループが多くの金額を買い物に費やしたという。過去の買い物の嫌な記憶を思い出したグループは“失敗の反省”をしてあまりお金を使わないようにも思えるのだが、実際には買い物にお金をかけるのを厭わない傾向があることが浮き彫りになった。とするならば過去の“失敗の反省”などしないほうがよいということにもなってくる。

 過去の失敗を思い返すことで気分が落ち込み、そして「気分が落ち込んだ時に、我々は浪費をする傾向があるのです」とホーズ准教授は説明している。ホーズ准教授によればこの研究で、過去を掘り返して詮索することは現在の行動にネガティブな影響を与える可能性が指摘されることになったということだ。より良い自己コントロールという点においては、「前だけを見つめて後ろを振り返らない」ことが肝要であるという。

 過去の教訓を将来に活かしたいと常々考えている向きにとってはかなり驚きの研究ではないだろうか。もちろんまだまだ実験と検証が必要とされていそうだが、いっぺん騙されたつもりで、過去の体験に照らし合わせず「前だけを見つめて」決断を下してみてもよいかもしれない。もちろんその結果は自己責任ということだが……。

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