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2017.06.08

発泡感が強いスペシャルなベルギービール3種飲み比べ

■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~『発泡感が強いスペシャルなベルギービール3種飲み比べ』

 ビールが好き、もっと知りたい&楽しみたい。でも、マニア向けのものは結構、とは言っても当たり前の話は知ってる。そんな、粋でイケてるビールファンに贈る、なんでもありの読み物です。語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話をお楽しみください。


 ビールと言えば泡、泡と言えば石けん……違う違う、ビールだよ。それぐらい切っても切れない関係にある泡について、ビール好きでも意外と興味が浅かったりする。と感じることの一つが、なんでもかんでも「泡立ちがいい」と表現してしまうところだ。

 <泡立ち・泡持ち・発泡感>の違いを意識して味わうことがビール民度アップへの道と心得よ! と大きく出るほどでもないけど、、まずは、昨年、完成させて、この連載で毎回インプレッションに付けている「石黒式 ビールテイスティングチャート」を見て頂こう。左下にある<泡>のチャートね。

 まず、なんとなく、<たくさん泡が立つ>=<泡がずっと残ってる>と思い込んでいないだろうか。この2つの関係は、比例も反比例もしないのですよ。泡立ちが良くても、泡持ちが良くない銘柄もあるし、泡立ちは少ないけどずっと泡が残るものもある。

 間違いなく言える物理的なこととしては、<粗い泡粒は早く消える>ということ。これはビールファンなら体感していると思うけど、勢いつけてだーっと注いでできた泡は、すーっと早くなくなっていく。もちろん泡粒が粗いから。

 注ぐ際、最初にグラスを傾けて泡の層を作り、じわっと泡を増やしていけば、流れが暴れず泡粒は小さくなり、全体的にクリーミーな泡となって、消えにくくなる。

 これは、注ぎ方での違いだけど、それとは別に、銘柄そのもので違いは大きい。日本のメジャー系ではさほど大きな差は感じないかもしれないけど、クラフト系でも、海外系でも、飲むときにしっかり意識していれば、このあたりに敏感になってくる。

 その時、泡立ち−泡持ち、の違いを意識していこう。

 さらにその先がちょっとややこしい。それが発泡感を別立てて考えること。これは、泡が立つとか残るとかとは関係なく、口に含んだ時に<しゅわー!>となる感覚のこと。個人的な感覚では微妙に違うのだけど、端的に言うと、強炭酸か微炭酸ということになるだろう。ウィルキンソンの炭酸が強いと感じる、あの感覚のビール版ね。ちなみに前出、「石黒式 ビールテイスティングチャート」内では英語的統一から<ソーダ感>としてある。

 この発泡感がまた、泡立ちがいいからいいかというと必ずしも同じ程度ではない。飲んでて不思議だなと気付いたのは、まだ5年ほど前なんだが。造り手ではないし、物理にも詳しくないので説明できないのがもどかしいのだけど、とにかく、口の中で泡が広がっていき、かつ余韻が残る感じは、グラスに注いでできる泡の程度と一致しない。

 だからいいとか悪いではなく、あくまで飲み比べる要素の一つとして、違いを感じていこう。

 ビールの味わいの話で、麦芽、ホップ、酵母、フルーツやスパイスなどの副原料はよく語られるが、それらを生かすマッチングとして、発泡感についてももっともっと認識が高まっていくことを願っている。

 では、発泡感が強い、スペシャルなベルギービール3種のインプレッションへどうぞ。

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